圧電素子の市場規模、2025年までに347億米ドルに成長する見込み

【圧電エネルギーハーベスティング技術の採用増加や航空宇宙および防衛アプリケーションからの需要増などが市場を牽引】

世界の圧電素子市場は、2020年の289億ドルから2025年までに347億ドルに成長すると推定され、予測期間中の CAGRは3.7%となる見通しです。市場の成長を牽引する主な要因には、圧電エネルギーハーベスティング技術の採用増加、航空宇宙および防衛アプリケーション用の圧電デバイスの需要の増加、革新的な圧電ソリューションのための企業、研究機関、大学によるR&D投資の増加などがあります。

圧電素子の世界市場予測 2020-2025年

(画像:圧電素子の世界市場予測 2020-2025年)

製品別、材料別、用途別の動向、地域別動向:

圧電アクチュエーターは、2019年に製品別の圧電素子市場で最大の規模を維持しており、予測期間中も引き続きそうであると予想されます。圧電アクチュエータには、熱放散が少ない、消費電力が少ない、応答速度が速い、作動精度が高い、サイズがコンパクトである、信頼性が高い、コストが低いなど、いくつかの利点があります。圧電アクチュエータは、自動車、航空宇宙および防衛、電子機器および半導体、生物医学、光学、フォトニクス、科学機器、電気通信、超音波機械制御、計測など、さまざまな産業での用途があります。

圧電素子の材料別では、圧電ポリマーが予測期間中に最高のCAGRとなる見通しです。低い製造コスト、軽量性、高速処理などの機能性、生体信号の取得や組織の再生/修復サポートなどの生物学的アプリケーションへの採用が成長を促進します。

用途別では、航空宇宙および防衛向けアプリケーションが2019年に圧電素子市場で最大のシェアを占めました。これは、航空宇宙および防衛アプリケーション用のセンサー、アクチュエーター、モーターなどの圧電素子ベース製品の採用が増加しているためと考えられます。圧電アクチュエータは、望ましくない振動を減衰させるために、主に航空機のさまざまな部分で使用されています。ヘリコプターの騒音レベルの低減は多くの関心を呼んでいますが、この技術は飛行機、風力タービン、モーター、工作機械、実験室のテーブルにも適用されています。

地域別では、アジア太平洋(APAC)が2019年の圧電素子市場で最大のシェアを占めており、近い将来も同様の傾向が続く見込みです。増加する政府のイニシアチブ、海外投資の増加、人口の増加、大量生産施設、多数のメーカーとサプライヤーの存在、コストの低さ、新興市場における技術進歩などの要素が市場におけるアジア太平洋地域の優位性に貢献しています。

圧電素子の世界市場の主要企業として、L3HARRIS TECHNOLOGIES, INC.(米国)、CeramTec GmbH (ドイツ)、CTS CORPORATION (米国)、Physik Instrumente (PI) GmbH & Co. KG. (ドイツ)、APC International, Ltd.(米国)が挙げられます。これらの企業は、市場での地位を強化するために、製品の発売、パートナーシップ、コラボレーション、契約、合併および買収などの有機的および無機的な成長戦略を採用しています。

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