電動パワートレイン市場:2027年までCAGR14.9%で成長、市場規模は1914億米ドル到達見込み

電動パワートレイン市場は、2019年の629億ドルから2027年に1,914億ドルに達し、CAGR14.9%で成長すると予測されています。電気自動車の大量導入や国内生産の政府の奨励、需要の増加が、電気パワートレイン市場を牽引すると予測されます。

アジア太平洋地域と北米は、排出ガス規制の強化、政府による電気自動車販売促進のための資金割り当て、また、リチウムイオン電池、電池管理システム、モーターなど、パワートレイン部品の開発により、電動パワートレイン市場が最も成長している地域です 。また、これらの地域では、継続的な研究開発や自動車企業間の連携が市場の成長を促進することが期待されています。

MHEVのパワートレインは、電動パワートレイン市場の中で最も急速に成長する

48V型MHEV(マイルドハイブリッド)は、2019年~2027年の期間、最も急速に成長するでしょう。ディーゼル車の需要の減速とCO2排出規制が48V MHEVのパワートレイン市場を牽引しています。排出ガス分析によると、BEVにマイルドハイブリッドを大量に採用することは、排出ガス削減の効果的な手段です。また、リチウムイオン電池の開発と価格の下落が、MHEVパワートレイン部品市場を牽引しています。48VのMHEVパワートレインを、既存のICE車の構造に容易に組み込めることも、市場を牽引しています。

BEVパワートレイン部品市場では、モーター・ジェネレーターが最も成長

モーター・ジェネレーターは、BEVのパワートレイン部品市場で最も急速に成長しています。成長の主な理由は、電気自動車の台数が年々増加していることです。IEAによると、2018年には中国が170万台、欧州が60万台、米国が60万台、その他の地域が30万台のBEVを投入しています。さらに、各大手メーカーの製品開発も、もう一つの理由です。BorgWarner社傘下のCascadia Motion社は、高電圧ヘアピン(HVH)250電気モーターとeGearDriveギアセットを2台搭載し、それぞれが独立して後輪を制御する後輪駆動システムを開発しました。高性能車が、その性能向上のために2つ以上のモーターを使用することも、市場成長の原動力になります。たとえば、Tesla Model Sには2つのモーターがあり、1つは前車軸に、もう1つは後車軸にあります。より多くのモーターを使用して高性能BEVを実現することで、モーター・ジェネレーター部門の成長を推し進めます。

アジア太平洋地域は、最も急速な成長が見込まれる

中国VIやBS VIなどの厳しい排出ガス規制が、アジア太平洋地域の電気パワートレイン市場を牽引しています。また、充電インフラを構築するための様々な組織間の合弁事業も大きな推進要因となっています。例えば、中国のDidi Chuxing(DiDi)と英国のガス・石油・エネルギー会社BP社は、中国で電気自動車の充電インフラを構築するための合弁事業を発表しました。中国にはリチウムの埋蔵量があり、電池生産への投資が活発化しています。また、インド政府が電気自動車の国産化を奨励する「Make in India」などの取り組みも市場を牽引しています。アジア太平洋地域の市場を開拓するためのプレイヤーによる投資が、この地域の電気パワートレイン市場をさらに成長させています。例えば、日産は日本の栃木県で電気自動車の部品製造のために3,300万ドルを投資しました。また、テスラは韓国市場でモデル3を発売しましたが、両国政府の奨励により価格を大幅に引き下げました。

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