自動車用センサー市場、2025年には419億米ドルへ、CAGRも6.9%で成長すると予測

自動車用センサー市場は、2020年の281億ドルから2025年には419億ドルに達し、CAGR6.9%で成長すると予測されています。世界的な自動車生産台数の増加、自動車の電動化、政府による厳しい排出ガス規制、自動車の安全性と快適性を求める消費者の需要などが、自動車センサー市場の成長を牽引する主な要因となっています。

タイプ別では、位置センサーが最大

位置センサーは、パワートレイン、シャシー、安全・制御など、様々な自動車アプリケーションの位置計測に使用されるデバイスです。位置センサーには、リニアセンサーと角度センサーがあります。センサーは、車両に搭載されているエンジン制御モジュール(ECM)に情報を提供し、様々な動作を実行するために使用されます。位置センサーの主な用途には、カムシャフトの位置検出(Gセンサで実施)、クランクシャフトの位置検出(NEセンサで実施)、スロットルの位置検出、燃料レベルやブレーキ液の表示などがあります。これらの用途の他に、ブレーキペダル位置検出、クラッチペダル位置検出、アクセルペダル位置検出、シートおよびヘッドレスト位置検出、電動ルーフ位置検出、サンルーフ位置検出、フロントガラスワイパー位置検出、衝突検出、バルブ位置検出、ギアシフト位置検出、ヘッドライト位置検出、マニホールドフラップ位置検出、およびシート位置検出に使用されています。位置センサーは幅広い用途で使用され、大きく成長すると予測されています。

車種別では、乗用車分野が最大

現在、乗用車は世界の自動車生産台数の中で最大の出荷台数を占めています。乗用車に搭載されているセンサーは、車の性能を向上させ、排出ガスを削減し、乗客への安全性を高めています。安全な自動車への需要の高まりは、自動車の普及率が低い中国、インド、ブラジルなどの新興国での自動車需要を後押ししています。また、消費者の購買力の向上により、安全性と高度な機能を備えた自動車への需要が高まっています。先進運転支援システム(ADAS)技術の採用や自動運転の登場は、米国、ドイツ、英国などの先進国において自動車用センサー市場の成長を促進すると予想されています。

最大の規模を占めるパワートレイン用途

センサーは、位置、速度、ガス、圧力、温度を監視するためにパワートレインに使用されます。これらのセンサーは、パワートレインの効率的で安全な操作に必要です。各国政府が策定した厳しい燃料効率や排出ガスの規制が、パワートレイン用車載センサー市場の成長を牽引しています。自動車の圧力や温度に関するアナログ情報を収集し、デジタル制御ユニットで使用することは、燃費や排出ガスの規制を満たすために不可欠です。センサーは、燃料消費を最適化するための正確なデータを提供することで、自動車エンジンの効率的な燃焼に役立っています。

アジア太平洋地域は最大の規模と予測

アジア太平洋地域の自動車産業は、中産階級の所得が増加していることや、OEM(相手先ブランド品メーカー)にとってコスト面で有利なため、過去数年間で大きく成長しています。ここではコンパクトで費用対効果の高い自動車の生産が多く、中国やインドなどは世界で最も急速に発展している地域です。この地域は、人口増加と所得水準の向上に加えて、生産コストの低さ、労働力の得やすさ、厳格ではない安全基準、外国直接投資(FDI)を支援する政府の取り組みなど、市場を促進する条件が整っています。自動車生産レベルの向上に伴い、消費者は快適性、安全性、高級感を求める傾向が強まっており、これがアジア太平洋地域の自動車用センサーの需要を後押しすると予想されています。

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