協働ロボット(コボット)の市場規模、2028年に92億米ドル到達予測

協働ロボット(コボット)の市場規模は、2022年の11億米ドルからCAGR41.5%で成長し、2028年には92億米ドルに達すると予測されます。同市場の成長は、従来の産業用ロボットシステムと比較して高い投資収益率、あらゆる規模の企業に利益をもたらす協働ロボットの特性、協働ロボットのプログラミング技術の向上、COVID-19の有事による電子商取引や物流業界での需要の増加といった要因によってもたらされます。同市場は、タイプ、コンポーネント、ペイロード、アプリケーション、産業、地域別に分類されています。

米国の高い市場シェア

2021年の北米市場のうち、米国は金額ベースで73%のシェアを占有し、今後も高いシェアを維持する見込みです。米国は、北米で最大の製造業を有しています。

メキシコ全域で産業のオートメーション化に伴い、費用対効果の高い自動化ツールの導入が進んだ結果、協働ロボットの需要はさらに高まると思われます。協働ロボットは、自動車産業など大規模産業から家具・設備などの小規模産業まで幅広く利用されています。また、協働ロボットの利用が拡大していることから、Productive Robotics, Inc.(米国)やRethink Robotics GmbH(米国)など、新興の協働ロボット メーカーの台頭が見られるようになりました。

市場の主要プレイヤーには、Universal Robots A/S(デンマーク)、FANUC Corporation(日本)、ABB(スイス)、Techman Robot Inc(台湾)、KUKA AG(ドイツ)、Doosan Robotics Inc(韓国)、デンソー(日本)、安川電機(日本)、AUBO (Beijing) Robotics Technology Co, Ltd(中国)などが挙げられます。その他のプレイヤーとしては、Omron Adept Technologies, Inc.(米国)、Franka Emika GmbH(ドイツ)、Comau S.p.A.(イタリア)、F&P Robotics AG(スイス)、Staubli International AG(スイス)、Bosch Rexroth AG(ドイツ)、Wyzo(スイス)、 Neura Robotics GmbH(ドイツ)、 Elephant Robotics(中国)、Elite Robot(中国)、Kassow Robots(デンマーク)、Siasun Robot&Automation Co. Ltd. (中国)、MIP Robotics (フランス)、Hanwha Corporation (韓国)などが含まれます。

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