データセンター液体冷却の市場規模、2027年に64億米ドル到達予測

データセンター液体冷却の市場規模は、2022年の21億米ドルからCAGR24.8%で成長し、2027年には64億米ドルに達すると予測されています。データセンター液体冷却市場は近年大きく成長しており、今後さらに高い成長率が見込まれています。暗号通貨マイニング、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、機械学習(ML)などの先進技術では、効率的なパフォーマンスと低い処理時間のために高いコンピューティングパワーを必要とします。コンピューティングパワーの向上は、大量の放熱につながり、また、データセンターのラック密度も上昇します。中央演算処理装置(CPU)やグラフィック処理装置(GPU)などの部品が高温になると、演算速度が低下し、マザーボードにダメージを与える可能性があります。したがって、ハイエンドコンピューターが機能するための理想的な温度を維持するため、データセンターの液冷ソリューションは、温度を維持し、機器から発生する大量の熱を移動させるのに役立ちます。

データセンター液体冷却市場におけるCOVID-19の影響

データセンター液体冷却市場は、COVID-19の流行による影響をほとんど受けませんでした。データセンターの統合など、企業が行う活動は一時的に保留され、サーバーの物理的な移動、建物の閉鎖、新しいスペースの開設は、社会的距離を置くための規制により、複雑化しました。COVID-19の流行がもたらした大きな変化の1つは、企業が世界中の従業員に提供するリモートワーク機能です。その結果、データセンターの需要が世界的に大きく伸び、人々の交流のあり方にパラダイムシフトをもたらし、人と企業間のやりとりの大半が、デジタル形式に移行しました。その後、インターネットトラフィック、コラボレーションソフトウェア、データセキュリティが増え、2020年と2021年を通じて、データセンターの負荷が増加しました。こうして、データセンターでは冷却に対する高い需要が発生し、データセンター液体冷却ソリューションの需要を増加させました。

牽引要因:データセンター数とサーバー密度の増加

ストレージ、演算処理、ネットワークに対する需要の高まりは、データサーバーのサイズ、密度、複雑さを増大させています。その結果、世界的にデータセンターの需要が急増しています。2021年1月までに、110カ国に約8,000のデータセンターが存在しており、米国などの先進国では、Amazon、Facebook、Uber、 Twitter、Yelp、Googleなどのデータ関連企業や、AT&T、Equinix、Verizon、Lumen Technology、Digital Realtyといった大手データセンター事業者が存在し、データセンターの数が世界的に最も多くなっています。さらに、2016年以降、消費者データの重要性が世界的に認識されたことで、平均サーバーラック密度も上昇していることが確認されています。

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