電力配分装置の市場規模、2027年に57億米ドル到達予測

電力配分装置の市場規模は、2022年の39億米ドルからCAGR7.9%で成長し、2027年には57億米ドルに達すると予測されています。世界的な技術の進歩とデジタル化の進展により、データセンターが大きく成長しています。また、成長産業は、従来の電力インフラへの追加投資から、エネルギー消費の最適化に重点を移しつつあり、電力配分装置市場の成長を後押しするものと考えられます。

COVID-19が電力配分装置市場に与える影響

COVID-19による影響で、2020年前半は各国がロックダウンを余儀なくさせられ、配電ユニット市場の成長は鈍化しました。

配電ユニット市場には、ABB、Eaton、Schneider Electric、Legrand、Ciscoなどの主要なTier IおよびTier IIサプライヤーが含まれています。これらのサプライヤーは、アジア太平洋、欧州、北米、南米など、さまざまな国に製造施設を展開しています。COVID-19は、彼らのビジネスにも影響を与えています。

Schneider Electricは、ソフトウェア業界の大幅な落ち込みから、電力配分装置の需要減と顧客の支出減を招きました。これは、COVID-19の大流行時の大規模なロックダウンによるモビリティの制約と、通信およびオートメーション業界における顧客の投資の減少によってもたらされたものです。2021年のエネルギーマネジメント事業は、英国やスイスを中心としたソフトウェアの比較高が大きく影響し、前年比-6.8%の減収となりました。中国とインドにおけるエネルギーマネジメント事業セグメントの売上は1.5%減少し、米州では2021年に2020年比6.4%の減少となりました。米国では、IT・通信分野の低迷と電力配分装置市場の減収により、2020年に7.6%の大幅減となりました。

Legrandは、COVID-19危機によりサプライチェーンに混乱が生じ、さらにエネルギーコストと原材料コストの変動が深刻な脅威となりました。さらに、Legrandの北中米でのプレゼンスが低くなっており、データセンターと通信セクターの操業の制限が、同社にとっての脅威となっています。

牽引要因:データセンターの増加

電力配分装置市場は、データセンターを主要なアプリケーション分野とかんがえており、発展途上国における10億人以上のオンライン化、モノのインターネット(IoT)、自動車産業の自動化、ロボット工学、人工知能(AI)などのトレンドにより、成長を続けることが予測されます。データ生産量は、2025年には175ゼタバイトに達すると予想されており、その需要に対応するため、Google、 Amazon、 Microsoftなどの企業はいずれも、北米やアジア太平洋などの地域で、データセンターを拡張しています。

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