プラスチックフィルム・シートの市場規模、2026年に1,551億米ドル到達予測

プラスチックフィルム・シートの市場規模は、2021年の1,238億米ドルからCAGR4.6%で成長し、2026年には1,551億米ドルに達すると予測されています。APAC(アジア太平洋)や南米などの新興国におけるプラスチックフィルム・シートの需要増が、世界市場を牽引しています。プラスチック汚染に関するさまざまな規制が、持続可能なプラスチックフィルムの成長を後押ししています。農業分野の成長は、プラスチックフィルム・シート市場の成長に機会を提供しており、同時に、特殊フィルムに対する需要の高まりも、プラスチックフィルムの市場成長を後押しすると予想されます。

COVID-19がプラスチックフィルム・シート市場に与える影響

COVID-19が全産業に与える影響は、パンデミックとともに続き、投資の損失、流動性不足、労働力不足、サプライチェーンの制約、世界経済全体の不確実性などの要因が、産業部門の成長に影響を与えています。ここ数ヶ月、インド、中国、米国など多くの国で経済が開放され、産業活動が再開されましたが、労働力や材料は限定的でした。多くの国で経済が再開されたため、工業生産高の回復が期待されます。プラスチックフィルム・シートメーカーは、COVID-19の販売数量への影響をプラス・マイナス両面から受けています。食品包装を中心とした包装用途の企業は、食品消費量の増加により売上高が増加し、工業用途の企業は、マイナスの影響を受けました。

牽引要因:二軸延伸フィルムの需要増加

二軸延伸フィルムは、2つの方向に伸縮するユニークな特性を持っており、配向させることで、高剛性、低伸度、光沢など、フィルムの性質にさまざまな変化が生じます。二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、電気・電子、包装、画像、グラフィック、工業用特殊用途で使用されており、その需要の高まりにより、多くのメーカーが二軸延伸フィルムの製造および投資に注力するようになりました。食品包装は、このフィルムの最大用途であり、発展途上国における食品包装産業の成長に伴い、その需要も増加しています。無害であり、臭いを閉じ込めるとして、食品包装に最も好まれる材料です。二軸延伸フィルムは機械方向(MD)と横方向(TD)の両方に延伸され、より優れた機械特性、光学特性、バリアー特性を持つように設計されています。

抑制要因:成熟した西欧市場

西欧のプラスチックフィルム・シート市場は、過去5年間低成長に留まりました。これは主に、ドイツ、フランス、イタリア、イギリスといった経済大国の市場が成熟していることに原因があります。西欧では過去10年間、PEとPPの両フィルム産業が低成長を経験しています。イタリアの金融不安は包装食品の需要減退を招き、同国のプラスチックフィルム・シート市場の成長にも影響を及ぼしました。同様に、フランスと英国でもフィルム需要の伸び悩みが見られました。

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