冷却塔の市場規模、2026年に26億米ドル到達予測

冷却塔の市場規模は、2021年の21億米ドルからCAGR4.5%で成長し、2026年には26億米ドルに達すると予測されています。新興国における冷却塔の需要増加、厳しい環境規制、HVACR導入の増加、技術の進歩が市場を牽引しています。

COVID-19による冷却塔市場への影響                  

発電は、省エネルギー、エネルギー効率、配管・機械・タンク・ボイラーなどの強化が求められるため、冷却塔市場の重要な産業の1つとなっています。しかし、2020年第1四半期、この分野の需要は、2019年同期と比較して約2.5%の減少を記録しました。電力の大部分は産業部門で消費され、次いで住宅部門、商業・サービス部門が消費されます。政府主導のロックダウンや社会的な距離の取り方、サプライチェーンの制限などにより事業所が閉鎖を余儀なくされ、産業・商業セクターから電力需要に影響が出ました。その後は、各国の経済活動の回復に伴い、需要は再び正常化しました。

また、石油・ガスの世界的な需要もパンデミックの影響で大きく減少しました。石油・ガス業界は、2014年半ばから始まった原油価格の急落や価格下落の加速により、ここ数年すでに弱体化していました。同セクターは2020年、COVID-19の発生と相まって、世界的な需要の急激かつ大幅な減少により、さらなる影響を受け、大手精製業者の多くが操業停止を余儀なくされました。

牽引要因:HVACRの展開と産業活動の成長

世界の商業建築業界の緩やかな成長と、新興国における近代化・都市化の進展が、冷却塔の需要を高めています。また、政府による投資の増加により、HVACRの導入が進み、市場の成長をさらに後押ししています。このような需要の高まりは今後も継続し、世界の冷却塔の需要を牽引しています。

蒸発技術を利用して稼働する冷却塔は、高いエネルギー効率を誇ります。蒸発式冷却塔では、システム内を循環する水のごく一部を蒸発させることにより、熱を除去しています。このタイプの冷却塔は、主にオフィスや病院、ショッピングモールなどの商業ビルで設置されるHVACRシステムで使用されています。気候の変化や技術革新などの要因が、HVACR機器の採用を後押ししています。また、地球温暖化や予測不可能な天候の変化も、空調機器の需要を高めています。

抑制要因:欧州・北米の市場成長鈍化

欧州と北米の冷却塔市場は成熟しており、成長が鈍化しています。両地域の市場シェアは高いものの、今後、他地域に比べて相対的に鈍化することが予想されます。これは主に、同地域の市場が支配的であることと、経済活動が停滞していることに起因しています。

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