冷凍クーラーの市場規模、2027年に48億米ドル到達予測

冷凍クーラーの市場規模は、2022年の36億米ドルからCAGR 6.0%で成長し、2027年には48億米ドルに達すると予測されています。冷蔵倉庫/冷蔵貯蔵庫への投資の増加、冷凍・加工食品の需要増加、革新的でコンパクトな冷凍クーラーの需要増加、商業・産業用途での自然冷媒ベースのシステムの採用などが、同市場の需要を押し上げると考えられます。

COVID-19が冷凍クーラー市場に与えた影響

COVID-19は、パンデミックによるロックダウンで、さまざまな地域の製造業や冷蔵業界などに、多大な影響を与えました。室内空調、プロセス冷却、食品コールドチェーン技術の分野では、2020年は、製造、生産、冷蔵部品の需要と供給が急激に減少し、厳しい状況に直面しなければなりませんでした。

プロセスクーリング分野は、多くの産業や商業分野での冷却プロセスを対象としています。冷却プロセスには、さまざまな冷凍プロセス機器が必要です。例えば、製造や生産、保管時の冷却、冷蔵、排熱、温度維持などには、冷凍機が使用されています。部品製造メーカーは、ロックダウンによる製造・生産プロセスの停止により、冷凍機(産業用、プロセス用、水冷式など)、蒸発冷却装置(冷却塔、蒸発凝縮器など)、乾式および流体式の冷却器の需要と供給が悪化し、売上の減少を余儀なくされました。

コールドフードチェーンには、主に食品の加工、保存、輸送、陳列に使用される冷却技術が含まれます。食品加工業、食品倉庫(冷蔵・冷凍)、冷蔵車、スーパーマーケットなどが、このチェーンの構成要素となります。ロックダウンにより、冷蔵食品の需要が大幅に減少したため、冷蔵クーラーをはじめとする部品の需要も減少しました。その後、中国、インド、米国、ドイツなどでロックダウンが緩和され、2020年12月からは多くの国でワクチン接種も始まったことから、製造業は徐々にペースを取り戻し、2022年半ばには冷凍クーラー市場は回復すると予想されます。

牽引要因:冷蔵倉庫/冷蔵保存施設への投資の増加

COVID-19パンデミックの影響で、オンラインでの食料品購入や冷凍食品の需要が増加していることから、Eコマース企業は冷蔵倉庫や保冷庫への投資を進めています。米国では、港を中心とした沿岸部の市場や、人口の多い都市部に近接した場所に冷蔵倉庫を配備し始めています。大都市圏では土地が限られているなどの要因から、冷蔵倉庫企業はこれらの地域に近接した施設を設置しています。Lineage Logisticsは、2020年にSouthern Cold Storage、 Allied Cold Storage、 Western Distribution Services、など、北米の複数の冷蔵倉庫会社を買収しました。一方、Americoldは2020年に冷蔵倉庫の買収に20億米ドルを投資しました。また、同社はその戦略で、冷蔵倉庫の新規建設に4~5億米ドルを投資しています。

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