CDR(コンテンツ無害化および再構成)の市場規模、2026年に5億米ドル到達予想

CDR(コンテンツ無害化および再構成)の市場規模は、2021年の2億米ドルからCAGR15.7%で成長し、2026年には5億米ドルに達すると予想されています。市場の成長を促進する主な要因は、データ漏洩のコストの増加、コンテンツセキュリティに対する規制やコンプライアンスの厳格化、ゼロデイ攻撃やファイルベース攻撃の増加などが挙げられます。

CDR市場は、グローバルプレイヤーや新興プレイヤーの存在により成長しています。クラウドサービスやセキュリティインフラの大幅な導入により、政府・防衛、BFSI、IT・通信、エネルギー・ユーティリティ、製造、ヘルスケアなど、さまざまな業種の企業や中小企業の間でCDRソリューションの導入が進んでいます。また、APAC(アジア太平洋)やMEA(中東・アフリカ)の発展途上国では、ベンダーが市場に参入する機会が増えると予想されます。

COVID-19によるCDR市場への影響分析

COVID-19パンデミックは、CDR市場にプラスの影響を与えました。CDRは、パンデミックの状況下において、リモートワークモデルの採用が進む中、サイバー攻撃の増加に対応するため人気が高まっています。このパンデミックは、世界中の企業にとって、オフィスやその他の施設が大規模に閉鎖されているにもかかわらず業務を継続するという課題を生み出し、接続を維持して効率的に事業を運営する技術の採用とともに、サイバー攻撃の脅威につながっています。そのため、高度なデジタルインフラの需要が急増しており、システムがサイバー攻撃を受けやすくなり、ターゲットとなっています。企業は、従業員にリソースとインフラを提供して遠隔地の仕事を提供し、事業継続性を維持するための代替手段を模索しています。このようなリモートワーカーや企業のサイバーセキュリティは、ロックダウン中の顧客への対応に重要な役割を果たし、CDRベンダーにとっては大きな市場機会となっています。

牽引要因:データ漏洩によるコストの増加

遠隔地にいる同僚と、顧客、パートナー、ベンダーとの間でファイルを共有することで、企業はファイルを媒介としたマルウェアによるリスク、脅威、脆弱性の増大に直面しています。マルウェアによる攻撃の影響は甚大で、データの損失、サービスの中断、ダウンタイム、企業の評判の低下、収益の損失などの被害を受けます。このように、データ侵害は、企業の市場への存在感に悪影響を及ぼします。Accenture社のAnnual Cost of Cybersecurity調査によると、企業に対するマルウェア攻撃の平均コストは260万米ドルで、企業が受ける損失は平均50日間に及びます。また、「IBM Cost of Data Breach Report 2020」によると、人為的なミス、システムの不具合、悪意のある攻撃などにより、中規模組織のデータ侵害に関わるコストが増加しています。効果的なCDRソリューションを導入することで、企業はデータ漏洩のコストを削減することができます。

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