農機具の市場規模、2027年に1,260億米ドル到達予測

農機具の市場規模は、2021年の994億米ドルからCAGR4.0%で成長し、2027年には1,260億米ドルに達すると予測されています。また、最近では農業機械化の需要が増加していることから、人口の増加に伴い、市場は勢いを増しています。農機具の主要市場はアジア太平洋地域ですが、欧州や北米でも需要が増加しています。

COVID-19の農機具市場への影響

農業界は全産業の中で最もCOVID-19の影響を受けていない分野と思われます。これは、主に、政府が農業活動を必要不可欠なサービスとみなす措置をとったことによるものです。農業界は、COVID-19の影響で、農機具部品の供給制限、トラクターの新車販売台数の減少、生産設備の停止、運転資金の減少という4つの大きな課題に直面しました。その後、2021年末には同市場は回復することが期待されています。

AEM(Association of Equipment Manufacturers)が先週発表したデータによると、2021年12月の米国におけるファームトラクターの総販売台数は、2020年12月と比較して0.3%増加し、同月のコンバイン販売台数は25.3%増となりました。農機具市場は、COVID-19の影響や、高額なハイパワー農機具の需要減から、2020年にはやや下降すると推定されます。しかし、製造施設の再稼働、国際的な国境の開放、政府による農業支援などにより、2020年末までには回復すると思われます。

各国政府は、パンデミックに対処し、農業部門の成長を促進するため、いくつかの対策を講じています。例えば、米国政府は、160億米ドルの生産者への直接支払いを含む190億米ドルの農家への救済プログラムを発表しました。また、政府は毎月1億米ドルの新鮮な農産物、乳製品、肉製品の購入を行うことを発表しました。欧州連合(EU)は、新たな農村開発対策を承認しました。欧州委員会によると、この新たな臨時措置により、農村開発資金が残っているEU諸国は、2020年に農家や小規模な農業食品事業者への支払いが可能になります。

牽引要因:政府による農業ローン免除およびクレジット・ファイナンスの支援

農家のローン免除制度の実施は、農家に農機具の購入を促します。政府は、農家をローンから解放し、農業の機械化を促進するために、世界各地で様々なスキームを立ち上げました。経済協力開発機構(OECD)が実施した「Agricultural Policy Monitoring and Evaluation, 2019」によると、OECD加盟国、EU加盟国、主要新興国12カ国の53カ国の農業政策は、2018年から2020年にかけて、年間平均7,280億米ドルの直接支援を農家に提供しました。例えば、マハラシュトラ州政府(インド)は、2019年12月に「マハトマ・プーレ農業ローン免除制度」を発表しました。また、2021年3月には、マハラシュトラ・アグロ・ビジネス・ネットワーク・プロジェクト(Magnet)と名付けられた、小規模・限界的な果物や野菜の生産者を対象としたスキームを発表しました。

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