オゾン発生装置の市場規模、2026年に15億米ドル到達予測

オゾン発生装置の市場規模は、2020年から2026年までの間CAGR 6.2%で成長し、2021年の11億米ドルから2026年には15億米ドルに達すると予測されています。世界各地で水不足が深刻化していることに加え、自治体の水処理施設でのオゾン発生装置の需要が高まっていることから、オゾン発生装置市場の成長が加速すると予想されます。

COVID-19のオゾン発生装置市場への影響

急速な人口増加、都市化、食品・飲料から繊維製品に至るまでの消費量の増加により、廃水処理施設は大きなプレッシャーにさらされています。これらの産業から排出される廃水は、無処理で廃棄されると、健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。そのため、排水を処理して有害性を低減し、再利用に適した状態にすることが必要となります。オゾン発生装置は、このプロセスチェーンの重要な歯車であり、主に廃水処理プラントの殺菌と臭気除去に使用されます。

COVID-19は、個人消費にも影響を与え、不必要な製品やサービスへの支出が激減しました。オゾン発生装置は、空気清浄機、果物・野菜洗浄機、表面殺菌剤、洗濯機などの家庭用電化製品に使用されています。これらは必需品というよりは、少し高価な家電製品です。

COVID-19パンデミックは、製造業だけでなく、相互につながるサプライチェーンシステムにも壊滅的な影響を与えました。社会的な距離を置く規範やロックダウンが、事業活動の縮小に世界的な影響を与えています。オゾン発生装置市場は、2020年当初はこれらの影響を大きく受けると予想されました。しかし、自治体や産業界では、製品加工や水・廃水処理に依然としてこの装置を使用しています。そのため、各国が貿易のために国境を再開し、プロジェクトや設備を再開させるのと同時に、同市場の回復も早まると予測されます。

牽引要因:水の消毒における塩素の代替品

水の消毒には、塩素処理などの化学的手法が用いられます。しかし、このような化学物質の使用は、健康や環境に関する多くのリスクをもたらしています。塩素処理された水に、病原体が存在することが一般的に認知されるようになってきました。また、水を媒介する病原体の多くが規制されていません。クリプトスポリジウム、サイクロスポラ、ミクロスポリジアは、塩素処理された水に存在する可能性のある規制外の病原体の一部で、疾病を引き起こすことが知られています。米国環境品質審議会によると、塩素処理された水を飲んでいる93%以上の人が、がんのリスクにさらされているともいいます。同時に、塩素処理ではトリハロメタンなどの有害な副産物が発生し、他にもデメリットがあります。

一方、オゾンは適切に設置すれば十分な量を注入することができ、塩素の3,000倍の殺菌効果があるとされています。また、輸送や保管の必要がなく、費用対効果の高い水処理方法です。そのため、オゾンの優位性が人々の間に広まっていることから、オゾン発生装置の導入拡大が期待されています。また、EPA(米国環境保護庁)などの環境機関により、消毒副産物の最大許容値を監視する規制が強化されていることも、今後数年間のオゾン発生装置の需要を押し上げる要因となっています。

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