自動車用センサーの市場規模は、2026年に475億米ドル到達予測

自動車用センサーの市場規模は、2020年の243億米ドルからCAGR13.6%で成長し、2026年には475億米ドルに達すると予測されています。温室効果ガスの排出量削減を目的とした代替燃料車への関心の高まりや、自動車の安全性に対する需要が急増していることが、自動車用センサーの需要を押し上げています。

COVID-19が自動車用センサー市場に与える影響

COVID-19の発生と拡散は、2020年の自動車用センサー市場にマイナスの影響を与え、その需要が減少し、収益も減少しました。その結果、2020年前半の市場の成長に陰りが見られ、この傾向は2021年の第1四半期まで続きました。その後、2021年の第2四半期もしくは第3四半期には、乗用車やハイブリッド車の生産台数の増加に伴い、自動車用センサーの需要が急増すると考えられます。

牽引要因:自律走行車の導入拡大

自律走行は、自動車用センサーの需要を喚起する要因の一つです。多くの自動車用センサー市場は、自動車市場の全体的な成長に合わせて成長しています。ADAS/ADシステムの導入が進んでいることが、自動車用センサーの需要を高めています。ADAS/ADシステムに搭載されるセンサーには、イメージセンサー、温度センサー、位置センサー、速度センサーなどがあり、自動車用センサー市場全体の成長に最も貢献しています。

さらに、パワートレインセンサー、シャシーセンサー、ボディセンサーなどのセンサーも、自動車用センサー市場の成長に深く関わっています。パワートレインセンサーは、エンジン、トランスミッション・システム、オルタネーターの作動に重要な役割を果たしており、シャシーセンサーは、ブレーキ、ステアリング、サスペンションなどの機能を監視しており、SAE AVレベル3車両のADAS/ADシステム、ブレーキシステム、パワーステアリングシステムには、これらのセンサー群が使用されています。ボディセンサーは、車両の状態や性能をいくつかのパラメータで測定します。例えば、ドアやルーフの開閉、座席の占有率、日射量や降雨量などの情報を取得・伝達し、それに応じて警告を発したり、基本機能を実行したりします。さまざまなセンサーを搭載した自律走行車は、ドライバーのストレスを軽減し、生産性を向上させることができます。自律走行車の導入が進んでいることが、自動車用センサー市場の成長を後押ししています。

抑制要因:新興国における自動車用センサーアフターマーケットの未発達

自動車用センサーのビジネスは、アフターマーケット市場が未発達であるため、OEMが主体のビジネスとなっています。産業用センサーやホームオートメーション用電子機器など、さまざまなビジネス分野では、アフターマーケットが市場の成長を促進する上で重要な役割を果たしています。しかし、自動車用センサーの場合、センサーの技術仕様は自動車メーカーやTier1サプライヤーから与えられることがほとんどであり、この点が、自動車用センサーの商品化を困難にしている主な原因となっています。

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