シリコンフォトニクスの市場規模、2027年には46億米ドル到達予測

シリコンフォトニクスの市場規模は、2021年の11億米ドルからCAGR26.8%で成長し、2027年には46億米ドルに成長すると予測されています。同市場は、主に広帯域と高データ転送能力に対する需要の増加により、過去数年間で大きな成長を遂げています。

COVID-19のシリコンフォトニクス市場への影響

COVID-19の発生は、部品供給に影響を与え、製造やグローバルなバリューチェーンを混乱させ、需要や個人消費の減速につながりました。このパンデミックの発生に伴い、主に在宅勤務や、テレビ視聴およびe-ラーニング活動への傾倒の増加などにより、インターネットの利用が急増しています。一方、デジタルサービスの利用が急増したことで、企業による従業員の解雇および経費の削減が行われ、シリコンフォトニックデバイスなどのネットワーク機器の販売が大幅に減少しました。データセンターやハイパフォーマンスコンピューティングは、シリコンフォトニックソリューションの最も成長率の高いアプリケーションの一つになると予想されています。5Gネットワークは展開の初期段階にあり、COVID-19はその進行を妨げており、その結果、2021年度から2022年度を通じてシリコンフォトニクス市場の成長にマイナスの影響を与えると考えられます。

牽引要因:シリコンフォトニックトランシーバーによる消費電力削減

従来の銅ケーブルでは、増え続ける高速データ転送の需要に応えることは困難です。光インターコネクトとシリコンフォトニックトランシーバーを利用することで、問題となるスペクトルレンジの制限が解消されます。また、シリコンフォトニクス技術を用いた通信ネットワークで使用されるトランシーバー、インターコネクト、スイッチなどのコンポーネントは、消費電力が少なくて済みます。CISCO社やIntel社などは、0.6mWの低消費電力で6nsの高速スイッチングが可能な光スイッチを開発しています。従来の製品は、ボードとボード、コンピュータとコンピュータを一体化したものでしたが、シリコンフォトニック製品は、オンチップで一体化することにより、製品サイズを小さくするだけでなく、消費電力の削減にも貢献します。

抑制要因:オンチップレーザーの集積の複雑さ

高性能な光データ伝送には、周波数や色の異なる純粋な光を作り出すレーザーが必要です。シリコンフォトニクスには、オンチップ光源とオフチップ光源があります。オンチップ光源は、オフチップ光源に比べて、小型で高い集積度が得られ、エネルギー効率やエネルギー比例の面でも優れています。しかし、シリコンチップ上にレーザー光源を集積することは、複雑さが増すため困難であり、また、光源の種類によっても状況は異なります。オンチップレーザーの統合は複雑なプロセスであり、そのことが市場成長の妨げとなっています。

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