スマートグリッドの市場規模、2026年に1,034億米ドル到達予測

スマートグリッドの市場規模は、2021年の431億米ドルからCAGR19.1%で成長し、2026年には1,034億米ドルに達すると予測されています。スマートグリッド市場のコンポーネント別に、ソフトウェアセグメントが圧倒的に多く、ハードウェアセグメントがそれに続きます。

COVID-19のスマートグリッド市場への影響

COVID-19パンデミックにより、2020年前半に各国がロックダウンの実施を余儀なくされ、スマートグリッド市場の成長は鈍化しました。政府や地方自治体から厳しいガイドラインが出され、必要のない業務はすべて停止させられました。これにより、エンドユーザーの活動が停止し、スマートグリッド市場にマイナスの影響がおよびました。さらに、第2四半期には生産やサプライチェーンの遅延も発生し、スマートグリッドシステムが稼働を止めざるえなくなりました。

推進要因:各国政府のシステム支援の枠組み

各国政府は、スマートグリッドの導入や省エネ意識の浸透に重点を置き、支援的な政策や義務を課しています。これらの規制により、産業用、商業用、家庭用のスマートグリッド技術の導入が促進されています。米国エネルギー省(DOE)は、2009年の米国再生・再投資法(Recovery Act)により、電力網の近代化のために45億米ドルの予算を割り当てられました。スマートグリッド投資助成(SGIG)プログラムでは、DOEと電力セクターが共同で80億米ドルを99のコストシェアプロジェクトに投資し、200以上の電力会社が参加して、電力網インフラの近代化、サイバーセキュリティの強化、相互運用性の向上、スマートグリッドの運用とそのメリットに関するデータ収集などを行っています。スマートグリッド投資補助金(SGIG)プログラムは、国内の送配電システムの近代化を加速させることを目的としています。

抑制要因:スマートグリッド導入にかかる高コスト

スマートグリッド導入の初期段階は資本集約的で、スマートグリッド市場の成長を抑制する可能性があります。エネルギーインフラの変革には、地方自治体や政府の役割が不可欠です。スマートグリッド技術は、電力会社とその顧客の間で双方向のコミュニケーションを可能にする伝送ネットワークを構築するために、莫大な初期投資を必要とします。さらに、スマートグリッドを効果的に展開するためには、慣習的な組織の枠を超えた強力な連携、プロセスの大幅な変更に対する高い柔軟性、厳格なガバナンスが必要となります。スマートグリッドの展開を成功させるための高額な投資は、政府に経済的負担を強いる可能性があります。同様に、スマートグリッド技術を導入した後の運用・保守コストも、電力会社にとっては大きな懸念材料です。また、中国、ブラジル、インドなど、インフラが整備されていない発展途上国では、インフラの構築・更新に莫大な資金援助が必要になります。

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