藻類製品の市場規模、2026年に64億米ドル到達予測

藻類製品の市場規模は、2021年の47億米ドルからCAGR6.3%で成長し、2026年には64億米ドルに達すると予測されています。藻類製品市場の成長には、さまざまな要因が関わっています。アイスクリーム、ケーキ、抗肥満・抗糖尿病剤、水産飼料原料、歯磨き粉、保湿剤などの多様な最終製品の配合に適する特性を持っており、農業と水産養殖の両方に用いられる、農産物の中でもユニークな存在となっています。

藻類からは、ビタミン、タンパク質、カロテノイド、脂肪酸などの一次・二次代謝物が栄養化合物として抽出され、寒天、アルギン酸、ハイドロコロイドなどはゲル化剤、増粘剤、懸濁剤、安定化剤として使用される。

COVID-19の藻類製品市場への影響

製造業を営む企業の多くが、COVID-19パンデミックの影響を受けると考えていることが見て取れます。原油価格の上昇、需要と供給のボトルネックの増加、それに伴う支出の鈍化、信用市場の不確実性の高まりなどにより、厳しい状況が現実のものとなっています。世界中の食品・飲料業界のプレーヤーは、自社製品の消費量の大幅な減少に直面しています。世界各国ではロックダウンが行われ、商品の輸送が制限されているため、企業はサプライチェーンの混乱にも直面しています。農業生産量の減少による原材料の供給の制限、製造工場での労働者不足、流通システムの休止などにより、サプライチェーンが混乱しています。

牽引要因:オメガ3の健康効果に関する消費者の意識

Global Organization for EPA and DHA (GOED)によると、オメガ3は世界で最も研究されている栄養素であり、過去10年間で8,000件以上の臨床試験が行われています。オメガ3は、主に藻類をベースとした製品として市場で知られています。世界的な医療費の高騰と、予防医療のためのオメガ3の普及と消費者の意識の高まりが、藻類製品市場の成長を促しています。

抑制要因:低開発国での研究開発活動の不足

アフリカ諸国では研究開発が行われていないため、これらの地域での藻類製品の採用率は高くありません。藻類製品の消費量が最も多い北米では、製品の開発や藻類の新たな用途の開拓が進んでいますが、アフリカなどの低開発国では普及率が著しく低く、海藻を抽出する研究開発活動も行われていません。そのため、ほとんどの主要プレーヤーはこの地域に生産施設を持っていません。

市場機会:製薬業界での需要拡大

藻類の潜在的な用途には、製薬産業における抗菌剤、抗ウイルス剤、治療用タンパク質、薬剤、抗真菌剤などがあります。例えば、藻類に含まれる水溶性の強力な抗酸化物質は、ポリフェノール、フィコビリタンパク質、ビタミンなどです。抗酸化物質は、前悪性病変の退縮を引き起こすことによって、癌の成長を抑制するのに役立ちます。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]