内視鏡機器の市場規模、2026年に393億米ドル到達予測

内視鏡機器の市場規模は、2021年の273億米ドルからCAGR7.5%で成長し、2026年には393億米ドルに達すると予測されています。内視鏡検査は、非外科的または低侵襲的な処置で、内視鏡機器や消耗品を使用して患者の体内器官や組織を詳細に検査します。内視鏡検査を行う際には、安全に検査を行うために、スコープ、ビデオモニター、画像処理装置、麻酔装置、モニター装置、光源装置、ビデオプロセッサ、気腹装置、内視鏡キャビネット、内視鏡カート、トロリーなど、多くの機器が使用されます。内視鏡機器は、主に胃腸科医、婦人科医、腎臓科医、神経科医、心臓科医、肝臓科医、肝臓移植外科医などに使用されています。

COVID-19による内視鏡検査機器市場への影響

治療のため病院を訪れる患者や外科医に、COVID-19の感染リスクが高まっています。ドイツの病院では、COVID-19の感染者が殺到したため、すべての選択的手術が中止または延期されました。ドイツ国内の主要病院では、内視鏡検査の約40~50%がキャンセルされ、2020年の第2四半期、第3四半期の内視鏡機器の売上が減少しました。

欧州消化管内視鏡学会(ESGE)やドイツ呼吸器学会(Deutsche Gesellschaft für Pneumologie und Beatmungsmedizin or DGP)が提示したCOVID-19ガイドラインを、実施するリソースが不足していることから、多くの病院やクリニックでは、オートクレーブ可能な内視鏡とは対照的に、使い捨ての内視鏡の売上が増加しました。感染のリスクを回避するために、陰圧スイートや個人防護キットの使用、病棟の空間的分離が推奨されています。その結果、内視鏡治療の全体的なコストが増加しています。これらの要因により、2020年の内視鏡検査市場の成長は抑制されています。しかし、世界中でワクチンが接種されるようになったことから、今後数年間で市場は回復すると考えられます。

牽引要因:対象疾患の診断と内視鏡検査に対する要求の高まり

内視鏡検査は、小さなチューブおよびカメラ、手術器具を用いて、1つまたは複数の小さな切開部から行う低侵襲手術です。内視鏡手術の主な利点は、痛みが少なく、入院期間も短く、術前・術後の合併症が少ないことです。内視鏡手術は従来の開腹手術に比べ、費用対効果が高く、安全性の高い手術です。また、米国、カナダ、英国、ドイツ、オーストラリアなどの主要国や、アラブ首長国連邦など中東のいくつかの国では、健康保険の対象となっています。これらの要因により、患者や医師の間で内視鏡検査が好まれるようになっています。米国では毎年、約1,100万件の大腸内視鏡検査、約610万件の上部内視鏡検査、約31万3,000件の軟性S状結腸鏡検査、約17万8,400件の上部内視鏡超音波検査、約16万9,500件の内視鏡的逆行性胆管膵管造影術が行われています。

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