羊膜製品の市場規模、2026年に10億米ドル到達予測

羊膜製品の市場規模は、2021年の7億米ドルからCAGR8.2%で成長し、2026年には10億米ドルに達すると予測されています。同市場の成長は、対象となる患者人口の増加、火傷の発生率の上昇、創傷治療・管理の啓発プログラム、ベンチャーキャピタルの投資や政府の資金提供の増加、外傷性創傷の増加、羊膜移植の増加、眼科・美容外科・整形外科手術の増加などに起因しています。新興国、21世紀の治療法の実施、幹細胞研究と再生医療への需要の増加は、市場のプレーヤーに強い成長機会を提供すると予想されます。一方で、羊膜の使用に伴う合併症や制限が、市場の成長に一定の影響を与える可能性があります。羊膜製品市場は、タイプ、アプリケーション、エンドユーザー、地域に基づいて分類されています。

COVID-19による羊膜製品市場への影響

COVID-19の発生は、全国的なロックダウン、創傷ケアサービスの拒否、選択的手術の中止または延期などにより、2020年の羊膜製品市場に悪影響を与えました。選択的手術は、利用可能な限られた能力や資源を確保し、COVID-19の患者ケアに振り向けるために、キャンセルまたは延期されていました。さらに、COVID-19患者の増加を抑制するために、ロックダウンや夜間外出禁止令が出されたことで、患者は病院、診療所、クリニックを訪れることができませんでした。このように、緊急性のない医療サービスが受けられないことが、羊膜製品市場の成長を制限すると予想されます。しかし、市場は、今後数年間で回復することが予想されます。

牽引要因:火傷の発生率の上昇

火傷の発生率が高いことから、羊膜を含む創傷ケア用生物製剤の需要が大幅に増加しています。WHOによると、火傷患者の大半は低・中所得国で発生しており、3分の2近くはアフリカ地域と東南アジア地域で発生しています。例えば、インドでは、毎年100万人が中等度および重度の火傷に苦しんでいます。また、バングラデシュやネパールなどの東南アジア諸国でも火傷の発生率は高く、バングラデシュでは、毎年約17万3,000人の子どもが中等度・重度の火傷を負っていると言われています。ネパールでは、火傷は2番目に多い傷害で、障害者全体の5%を占めています。

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