公開鍵基盤の市場規模、2026年に98億米ドル到達予測

PKI(公開鍵基盤)の市場規模は、2021年の39億米ドルからCAGR20.2%で成長し、2026年には98億米ドルに達すると予測されています。PKI市場が高い成長率を示している主な要因としては、PKIソリューションやPKIサービスの導入率の増加、オンライン販売者や顧客に対する信頼の高まり、マルウェアやファイルベースの攻撃事例の増加、重要データの損失に関する懸念、IoTやクラウドの導入の急増、厳格な義務上の規制やコンプライアンスなどが挙げられます。PKIは、デジタル証明書を用いて中央当局が承認した公開鍵と秘密鍵で保護することにより、送信・受信者間のデータ共有や取引を認可するプロセスと定義されています。

COVID-19のPKI市場における影響

COVID-19パンデミックは、個人や企業を含む社会のあらゆるセグメントに影響を与えています。インターネットのエコシステムは、世界中で極めて重要な役割を果たしています。COVID-19パンデミックの影響で、オンラインビジネスへの依存度が大幅に高まっています。BFSI、ヘルスケア・ライフサイエンス、製造業、自動車、小売、運輸・物流などは、インターネットを活用して消費者に必要なサービスを提供しています。COVID-19パンデミックの危機の中、政府や規制当局は、官民双方の企業に対し、在宅勤務や社会的な距離を保つという新しい慣行を義務付けました。それ以降、デジタルな方法でビジネスを行い、ホームサーバで電子メールを送受信することが、組織の新しい事業継続計画(BCP)となりました。また、モバイル機器やインターネットの全世界的な普及に伴い、個人がPKIを利用するようになっています。このようなトレンドの変化やIT環境の分散化により、組織はサイバー攻撃やデータ侵害の影響を受けやすくなり、PKIソリューションの需要がさらに高まっています。

推進要因:重要なデータの損失に関する懸念

企業は、ビジネスの生産性を高めるために、エンタープライズモビリティ、仮想化、クラウドストレージなどの多様な技術開発をより一層採用するようになっています。この技術開発により、企業は効率的かつリアルタイムに業務を遂行できるようになりました。これは、モバイルデバイスからクラウドや仮想ストレージを使い、業務データへのアクセスが可能になった事によるものです。しかし、このことは、データの損失や盗難のリスクを高めることにもなります。さらに、モバイル機器の盗難件数の増加は、組織情報への不正アクセスの可能性やデータ損失の懸念をさらに高めています。企業は、USBやDVDなどの様々な物理的な記憶装置や電子メールを使用して情報を転送しています。保護されていない状態で情報が移動すると、不正アクセスなど、データ盗難の懸念が高まります。このような問題に対応するためにも、企業ではPKIの導入が進んでいます。

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