航空機用DC-DCコンバータの市場規模、2030年に17億米ドル到達予測

航空機用DC-DCコンバータの市場規模は、2021年の7億米ドルからCAGR10.3%で成長し、2030年には17億米ドルに達すると予測されています。同市場は、MEA(More Electric Aircrafts)やドローンタクシーの開発、民間航空機の需要拡大、ビジネスジェットやヘリコプターの内装システムの進化などの要因によって牽引されています。

COVID-19の航空機用DC-DCコンバータシステム市場への影響

市場のプレーヤーには、TDKラムダ(日本)、村田製作所(日本) 、Texas Instruments (米国)、Vicor (米国)、Advanced Energy(米国)などが挙げられます。これらの企業は、北米、欧州、アジア太平洋、中東、アフリカ、ラテンアメリカなど、さまざまな国で事業を展開しています。業界の専門家は、COVID-19が2020年の航空宇宙・防衛分野の電力変換器の生産やサービスに多大な影響を与えたと考えています。

COVID-19の発生により、航空機用DC-DCコンバータの受注と納入が急激に落ち込み、市場の成長にマイナスの影響が及びました。その後、2021年の第1四半期にはゆっくりとした回復が見られると考えられます。

推進要因:ビジネスジェット機における新プログラムの導入

ビジネスジェット機メーカーは、乗客の体験の向上に力を入れています。アビオニクス、キャビンのインテリア、航空機システムのアップグレードなどが、今後注目される分野です。Embraer社が発売したPraetor 500とPraetor 600、Bombardier社が2018年に発売したGlobal 5500とGlobal 6500は、このようなアップグレードされたインフラを搭載したビジネスジェット機です。新しい航空機プログラムの導入による既存の航空機の交換が、新しい購買者を惹きつけています。先進的な機能とデザインを備えた航空機の販売は、ビジネスジェット市場の成長につながります。同時に、新設計の航空機では、DC-DCコンバータなどの電装品の需要が高まるため、航空機用DC-DCコンバータ市場も成長すると考えられます。

市場機会:新興国でのビジネスジェット機の需要増

インド、中国、オーストラリア、サウジアラビア、ナイジェリアなどの国々が、ビジネスジェット機メーカーにとっての成長市場となっています。2014年以降、これらの国々は安定したペースで経済を回復しており、ビジネスジェットの成長を促しています。また、ビジネスジェット機の内装を強化することで、新たな顧客の獲得につながっています。これは、ビジネスジェットのコックピットやその他の豪華な設備に使用されている、航空宇宙分野用DC-DCコンバータの需要につながります。

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