スパイスおよび調味料の市場規模、2026年に274億米ドル到達予測

スパイスおよび調味料の市場規模は、2021年の213億米ドルからCAGR5.2%で成長し、2026年には274億米ドルに達すると予測されています。スパイスや調味料は、食品や飲料に風味、香り、色、味を加えるために広く使用されており、時には保存料や抗菌剤としても使用されます。コンビニエンス食品メーカーは、これらのスパイスや調味料の特性を利用して、製品の品質や味を向上させたり、保存期間を延ばしたりしています。新しい味を試してみたいという消費者の意欲や、エスニックテイストへの関心により、製品の種類が増え、スパイスや調味料の販売が増加しています。また、この業界の成功は、より健康的な製品、利便性、多様な味を求める消費者の要望にも起因しています。

スパイスおよび調味料市場に影響を与えている主なトレンドは、加工肉や利便性の高い製品に対する需要、クリーンラベルの義務化、天然素材や天然フレーバーに対する嗜好の高まりが挙げられます。消費者は、味以外の利点を持つ食品に価値を置き始めており、健康的で安全な食品の需要が増加しています。

COVID-19のスパイスおよび調味料市場に与える影響

COVID-19パンデミックにより、大量の生産停止やサプライチェーンの混乱が発生し、経済にも影響を与えています。文化的規範、緩和策、医療インフラなどによって影響が異なるCOVID-19に立ち向かうため、各国政府は知恵を絞っています。また、ある種のスパイスを摂取することで免疫力が高まり、コロナウイルスだけでなく他の多くの病気に有効であるという研究結果もあります。

COVID-19に対抗するためには、衛生状態を維持し、定められた医療上の助言に従うとともに、免疫力を高める必要があります。世界保健機関(WHO)がCOVID-19分析で示したガイドラインでも、多くの人々が免疫力を高める食品を消費していることが示唆されています。そのため、医薬品・栄養補助食品業界では、免疫力を高める特性を持つ薬用香辛料抽出物の需要が急増しています。

一方、世界的な金融不安は農業にも影響を与え、スパイスや調味料の原材料の供給に大きな影響を与えています。COVID-19による物流への影響は、原材料の価格上昇につながり、薬用スパイス・調味料メーカーのコストを押し上げる要因となっています。また、商品の国境を越えた輸送に障害があるため、メーカーは地元の原材料サプライヤーに大きく依存しています。原材料価格の上昇に続き、スパイスや調味料の需要が高いことから、今後数年間は薬用スパイスや調味料の価格が上昇すると考えられます。

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