液浸冷却の市場規模、2026年に7億米ドル到達予測

液浸冷却の市場規模は、2021年の2億4,300万米ドルからCAGR23.6%で成長し、2026年には7億米ドルに達すると予測されています。サーバーラック密度とチップ密度の増加、過酷なエッジコンピューティング環境などの新しいユースケース、データセンター冷却時のエネルギー消費量削減への圧力が、液浸冷却市場を牽引すると予想されます。

COVID-19が液浸冷却市場に与える影響

COVID-19は、データセンター向け液浸冷却市場に中程度の影響を与えると予想されます。パンデミックによるロックダウンは、世界中の経済を低迷させました。また、データセンターもロックダウンの影響を受けました。データセンターの統合などの企業活動が停止しました。COVID-19の状況下では、サーバーを物理的に移動させたり、建物を閉鎖したり、新しいスペースを開設したりすることがより複雑になっています。しかし、データセンターの需要は増加しています。これは主に在宅勤務によるもので、世界各国の労働者や学生の多くが自宅で仕事や学習をするようになりました。外部とのやりとりはすべてオンラインコミュニケーションに移行しており、データセンターは増大するインターネットトラフィックを支え、ビジネス用の共同ソフトウェアを提供し、データセキュリティを維持するバックボーンとなっています。データセンターの成長は、クラウドサービスがもたらすメリットに対する認識の高まり、より安全で堅牢なIT環境の提供を求める企業上層部の圧力、そして世界各地でのローカルデータセンターの設立によってもたらされました。パンデミックの影響で、世界中でITのパフォーマンス、柔軟性、セキュリティを強化する必要性が高まり、市場は予測を上回るスピードで成長すると考えられます。

牽引要因:サーバーの高密度化

従来のデータセンターはシンプルで、期待されるパフォーマンスも高密度のサーバーを必要としませんでした。しかし、ディープラーニング、機械学習、モノのインターネット(IoT)、スマートシティ、人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ブロックチェーンなどの新しいトレンドでは、大量のデータを処理することが求められ、最終的にはより高い計算能力が必要となります。液浸冷却は、空冷に比べて高い熱負荷に対応します。データセンターで発生する高い熱負荷と熱密度に対し、液浸冷却ソリューションは、高密度のサーバーラックを低コストで冷却することができ、データセンターの冷却に無害で環境に優しいアプローチを提供します。無毒で腐食性の低い誘電体液を使用した液浸冷却のメリットは、より多くのエンドユーザーを惹きつけ、液浸冷却市場のさらなる活性化につながっています。

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