マイクロ電池の市場規模、2026年には8億4,200万米ドル到達予測

マイクロ電池の市場規模は、2021年の3億2,600万米ドルからCAGR20.9%で成長し、2026年には8億4,200万米ドルに達すると予測されています。マイクロ電池市場の成長は、COVID-19患者を治療するための医療機器にプリントフレキシブルバッテリーが使用されていること、従来のバッテリーに勝る利点、ウェアラブルデバイスの導入の増加、医療機器や電子機器におけるマイクロバッテリーの需要、IoTアプリケーションにおける薄型でフレキシブルなバッテリーの必要性などの要因によってもたらされています。

COVID-19がマイクロ電池市場に与える影響

COVID-19は、マイクロ電池市場とそのエンドユーザーに大きな影響を与えています。マイクロ電池のエンドユーザーのうち、家庭用電化製品、ウェアラブル、プリンテッドエレクトロニクス、スマートカード、スマートテキスタイルメーカーなどは、パンデミックの影響を大きく受け、生産を減速せざるを得ませんでした。しかし、電子医療機器メーカーなどの他のエンドユーザーは、消費量の増加に対応するために、生産能力の増強や追加の生産設備を設置しました。COVID-19がマイクロ電池市場に与える長期的な影響は、パンデミックの世界的な広がりと期間、各国の政府当局によるパンデミックへの対応、病気の深刻度など、さまざまな要因に左右されると思われます。

牽引要因:IoTアプリケーションにおける薄型でフレキシブルな電池の需要

モノのインターネット(IoT)は、ソフトウェアやセンサーを利用してデータを配信し、接続されている他のデバイスと交換することで、物理的な物体をネットワークに接続します。半導体に必要な電力が減少し、IoTアプリケーションが急速に成長していることから、多くのプレイヤーが分散型電子機器に電力を供給するための柔軟なフォームファクターを探しています。スマートカード、センサー、ワイヤレスセンサーノード、スマートラベル、RFIDタグ、パッケージなどのアプリケーションでは、データを効率的に交換するために柔軟性と薄さが求められます。IoTでは、ネットワークへの電力供給に従来のバッテリーを使用しています。しかし、多くのアプリケーションでは、デバイスに組み込まれたバッテリーの大きさのために、センサーの性能が阻害されます。一方、薄くてフレキシブルなバッテリーは、デバイスのエネルギーを利用してサービスを提供します。これらの電池は、センサーに継続的に電力を供給するため、センサーの保存期間が長くなります。その結果、IoTにおける薄型でフレキシブルなバッテリーの使用が増加し、マイクロ電池市場を押し上げることが予想されます。

抑制要因:マイクロ電池の技術的欠陥

マイクロ電池は、いくつかのアプリケーション分野で従来のバッテリーを凌ぐことができる固有の利点を持っています。一方、その欠点として、一部のアプリケーション分野で採用が制限されることが予想されます。マイクロ電池は小型であるため、電力消費が早く、長期間使用するためには頻繁に充電する必要があり、そのため、潜在的な応用分野が制限されます。また、電池の大きさが電力容量を決定することから分かるように、マイクロバッテリーはエネルギー密度が低く、従来の電池のように大電力を供給することが出来ません。

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