軍事用センサーの市場規模、2026年に132億米ドル到達予測

軍事用センサーの市場規模は、2021年の99億米ドルからCAGR5.9%で成長し、2026年には132億米ドルに達すると予測されています。軍事用センサー市場は、世界全体で大きな成長を遂げており、今後も同様の傾向が見られると予想されます。国防軍における戦場認識の需要の高まり、MEMS技術の継続的な進歩、現代戦におけるUAVの使用の増加、兵器システムの信頼性の高まりが、同市場の成長を促進しています。

COVID-19による軍事用センサー市場への影響

COVID-19パンデミックにより、軍事用センサーの製造に使用される部品や原材料が、すぐに生産できない状態になりました。渡航規制や労働力不足により、輸送関連の遅延も発生しており、生産・組立ラインは、生産能力が低下、あるいは完全に停止しています。

パンデミック前には、軍用センサーの長期的な市場牽引力は依然として強く、市場価格の大幅なリセットからの回復の兆しが見え始めていました。パンデミックの状況下では、センサーに関わる政府や企業は、製品の発売や操業の継続に関して、個々の組織ごとに、さまざまな反応を示しています。

牽引要因:国防軍における戦場の状況認識に対する需要

防衛軍にとって、戦場の状況認識は、敵の動きの追跡や、隠された情報の解読のために不可欠です。また、複雑な作戦環境下で、敵の脅威を検知するためにも必須な情報です。現在、世界の防衛力が直面する課題は大きく変化しています。デジタルネットワーク化が進み、データ量の多い戦場では、防衛要員の安全性を確保するため、状況認識が重要になっています。防衛装備品の能力を高めるために、EO/IR(Electro-Optics/Infrared)センサーや、データプロセッサーなどのセンサーシステムが、軍に配備される傾向があります。EO/IRシステムは、戦場全体を瞬時にカバーし、フルモーションビデオや直感的なオペレーターインターフェースを提供することで、リアルタイムに状況を把握することができます。

世界中の国防軍は、敵を検知し追跡するために、軍用のEO/IRシステムを求めています。EO/IRシステムは、防衛軍が対象地域を持続的かつパノラマ的に監視するために使用されるほか、潜在的な脅威に関連したタイムリーな警告や、諜報活動のために防衛軍に情報を提供することができ、現代の軍事力のISRおよびISTAR(Intelligence, Surveillance, Target Acquisition, and Reconnaissance)能力に不可欠です。光学および赤外線イメージングセンサーの技術的進歩により、画像の解像度と品質が向上し、監視範囲も改善されました。このように、EO/IRシステムの監視用途が増えたことで、防衛分野における軍事用センサーの需要が高まっています。

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