臨床試験用品の市場規模、2026年に29億米ドル到達予測

臨床試験用品の市場規模は、2021年の19億米ドルからCAGR8.5%で成長し、2026年には29億米ドルに達すると予測されています。市場の成長は、製薬会社やバイオ製薬会社の研究開発費の増加と、臨床試験数の増加に大きく影響を受けています。しかし、医薬品開発や臨床試験にかかるコストの増加が、同市場の成長を抑制する可能性があります。

COVID-19が臨床試験用品市場に与える影響

COVID-19は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)を原因とする急性呼吸器感染症です。世界保健機関(WHO)は、2020年3月11日にCOVID-19をパンデミックと宣言しました。この感染症を治すための新しい治療法やワクチンの開発には、多大な努力が払われています。研究開始から数週間のうちに、企業は感染症を治療するための薬や治療法を発表し始めました。

牽引要因:製薬・バイオ医薬品企業の研究開発費の増加

製薬・バイオ医薬品業界は、最も多い研究開発費を費やしている企業の集まりです。過去10年間で、製薬会社やバイオ医薬品会社の研究開発費は大幅に増加しています。これにより、世界で実施される臨床試験の数が増加することが予想されます。米国研究製造業者協会(PhRMA)によると、PhRMA加盟企業は医薬品開発活動に多大な投資を行っています。市場に参加している企業は、研究開発活動の支援を積極的に行っています。今後数年間で研究開発費がさらに増加すれば、創薬・開発活動が大幅に促進され、治験薬の需要が高まると考えられます。

抑制要因:医薬品開発の高コスト化

創薬の開発には、高いコストがかかります。一部の希少疾患の研究開発は非常に困難で、臨床試験を実施するために特定のグループを必要とするため、医薬品の研究開発プロセスは失敗しやすいものとなります。例えば、臨床試験段階に到達した抗がん剤のうち、規制当局の承認を得られるのは100件中7件に過ぎず、ほとんどの薬はこの段階以前に失敗に終わります。創薬からFDAの承認まで、新薬の開発には平均して10〜15年かかり、26億米ドルの費用がかかります。また、第一相臨床試験まで進んだ候補のうち、FDAに承認されるのは12%未満です。この点が、市場の成長を制限する要因となっています。

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