コラーゲンおよびゼラチンの市場規模、2026年に10億8,300万米ドル到達予測

コラーゲンおよびゼラチンの市場規模は、2021年の7億7,200万米ドルからCAGR7.0%で成長し、2026年には10億8,300万米ドルに達すると予測されています。コラーゲンおよびゼラチン市場の成長は、対象となる疾患や障害の有病率の上昇、高齢者人口の増加に伴う手術件数の増加、研究開発への投資などの要因によってもたらされます。しかし、効率的で信頼性の高い代替生体材料が入手可能であることが、今後の市場成長を抑制すると予想されています。

COVID-19によるコラーゲンおよびゼラチン市場への影響

COVID-19は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)を原因とする急性呼吸器感染症です。全国的なロックダウン、創傷治療や選択的手術の中止または延期に伴い、医療機関での2020年のコラーゲンおよびゼラチン市場は減少し、2021年も引き続きこの影響が心配されています。選択的手術では、病院のベッドや患者ケアの専門家など、利用可能な限られた能力や資源がCOVID-19の患者ケアのために確保されました。

牽引要因:糖尿病、癌、慢性創傷の発生率の増加

糖尿病は重要な適応症であり、感染症、足裏などの潰瘍、外科的な傷など、傷の発生率や複雑性を高め、高額な医療費がかかります。米国では、糖尿病患者の約25%が生涯を通じて足潰瘍を発症し、糖尿病患者の約15%が糖尿病性足潰瘍(DFU)に苦しんでいます。DFUの増加に伴い、グラフトやマトリックスなどの再生医療製品の需要が高まると予想され、コラーゲンおよびゼラチン市場の成長が促進されます。

抑制要因:代替生体材料の利用可能性

病気や怪我を負った組織や臓器を治癒、修復、再生することができる、効率的で信頼性の高い代替生体材料の存在が、同市場の成長を抑制する可能性があります。キトサン、アルギン酸、セルロース、ヒアルロン酸、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸-コ-グリコール酸(PLGA)などの生体材料は、再生医療においてコラーゲンやゼラチンの代替品として使用されています。このような代替品は、コラーゲンおよびゼラチン市場の成長を制限する可能性があります。

市場機会:21世紀キュアズ法の施行

米国では2016年12月に21世紀キュアズ法が署名されました。この法律は、医療製品の開発を加速させ、イノベーションや進歩を必要とする患者に、より早く効率的に届けることを目的としています。本法では、新しい再生医療製品の迅速な承認経路とともに、再生医療先進療法の指定が新設されています。このことから、本法の施行により、米国における新しい再生医療製品が承認され、研究開発が活性化される可能性があります。

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