機能性食品原料の市場規模、2026年に1,371億米ドル到達予測

機能性食品原料の市場規模は、2021年の989億米ドルからCAGR6.8%で成長し、2026年には1,371億米ドルに達すると予測されています。栄養価の高い食品や利便性の高い食品が好まれる傾向や、強化された食品・飲料製品への需要の高まりが、同市場の成長を牽引すると予想されます。しかし、国際的な品質基準や規制への対応、発展途上国におけるプレバイオティクスやプロバイオティクスなどの機能性成分に関する認知度の低さなどの要因が、市場の成長を制限すると考えられます。

COVID-19の機能性食品原料市場への影響

COVID-19による貿易障壁、原料供給の混乱、非効率な流通経路などにより、機能性食品の原材料の価格が上昇すると予測されます。原材料が入手できないことや製造コストの高騰は、同市場の成長に課題をもたらすと考えられます。COVID-19の状況下では、フードサプライチェーンのセキュリティが特に重要になっています。主要なビタミン類は中国から調達しているため、その入手は限られており、輸送ルートにも悪影響を及ぼしています。COVID-19の発生以来、世界はサプライチェーンに注目するようになりました。メーカーは、貿易障壁による入手困難から代替原料を求めています。一方で、これらの点は、地元の業者や地域の原材料供給者にとっては市場機会となります。

牽引要因:栄養価の高いコンビニエンスフードや強化食品の消費の増加

強化食品の世界的な需要は、力強いペースで拡大しています。ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、ハイドロコロイド、プレバイオティクス、アミノ酸、植物抽出物、カロテノイドなどの機能性食品成分が、強化食品の主要成分です。新興市場では健康志向の人口が急速に拡大しており、強化食品の需要を促進しています。地域による栄養摂取量の違いは、国による健康状態の明らかな違いに大きく影響しています。慢性疾患や微量栄養素欠乏症の増加、新興国における中産階級の増加、政府の新しい栄養強化プログラム、欧州地域などにおける世界的な高齢者人口の増加、COVID-19による健康とウェルネスへの関心の高まりなどの要因が、栄養強化食品の販売を促進し、機能性食品原料の需要をさらに高めると予想されます。

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