画像診断の市場規模、2026年に350億米ドル到達予測

画像診断の市場規模は、2021年の266億米ドルからCAGR5.7%で成長し、2026年には350億米ドルに達すると予測されています。同市場の成長は、病気の早期診断に対する需要の高まり、臨床応用の範囲の拡大、高齢者人口の急増、それに伴う関連疾患の増加、画像診断業界における技術の進歩、官民組織による投資・資金・助成金の増加などが主な要因となっています。

COVID-19による画像診断市場への影響

COVID-19パンデミックの負の影響としては、病院、特に小規模な病院やイメージングセンターの購入能力が著しく制限されたことが挙げられます。また、製造会社の操業にも影響を与えており、企業は限られた労働力で機能しています。さらに、新しい包装方法や各国のロックダウンにより、製品やサービスを提供するまでの時間にも影響が出ています。これらの要因が、画像診断システムの製造およびサプライチェーンに悪影響を及ぼしています。さらに、病院はCOVID-19への緊急事態に備えてリソースを確保しなければならないため、定期的な手術や選択的な手術の数が大幅に減少しました。しかし、この減少は短期的なものであり、画像診断機器の需要における、長期的な基本要因にはほとんど影響がないと予想されています。

牽引要因:高齢者人口の増加とそれに伴う有病率の上昇

疾患の発症リスクは年齢に比例して増加します。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、米国の高齢者の約80%が少なくとも1つの慢性疾患を患っています。また、米国医師会(AMA)は、2030年には65歳以上の高齢者の少なくとも60%が、複数の慢性疾患を抱えて生活するようになると予測しています。このような高齢者人口の増加は、医療施設の改善や高度な治療方法・薬剤の需要を促進します。世界的な高齢者人口の急増に伴い、アルツハイマー病、パーキンソン病、関節炎、認知症などの加齢に伴う疾患や、CVD、癌などの有病率が増加することが予想されます。

抑制要因:スタンドアロン型システムの技術的限界

単体のイメージングモダリティでは、技術的な制約があるため、研究者の購入意欲が低下し、市場の成長に悪影響を及ぼします。例えば、MRIは大容量の画像や高解像度の画像をスキャンするのに時間がかかり、PETは空間分解能が低いと言えます。超音波診断装置は、操作者への依存度が高く、体に直接触れる必要があり、組織の深部への浸透性に限界があります。SPECTは検出感度が低く、CTは軟部組織のコントラストが低いため、機能的な特徴に関する情報が得られず、医師と患者の両方に放射線被ばくのリスクがあります。

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