マイクロプレートシステムの市場規模、026年に11億7,000万米ドル到達予測

マイクロプレートシステムの市場規模は、2021年の9億2,700万米ドルからCAGR4.8%で成長し、2026年には11億7,000万米ドルに達すると予測されています。同市場の成長は、製薬業界における研究開発費の増加、小型化への関心の高まり、疾病の蔓延などが要因となっています。

COVID-19のマイクロプレートシステム市場への影響

WHOがCOVID-19の発生を正式にパンデミックと宣言したことで、既存の製薬会社やバイオ製薬会社、小規模な新興企業が、新型コロナウイルス感染症をターゲットとした治療法やワクチンの開発に乗り出しました。このパンデミックは、病院のリソースに大打撃を与えており、病院は、他の疾患の入院・外来サービスを大幅に削減し、感染予防・管理対策を実施することで対処しています。

このパンデミックの状況下で、製薬・バイオテクノロジー業界が、必須医薬品、ワクチン、キット、その他の供給品の提供でウイルスの蔓延に対応していることを考慮すると、マイクロプレート製品の需要がさらに増加することが予想されます。

牽引要因:バイオ医薬品企業における研究開発費の増加

マイクロプレートシステム市場の主要なエンドユーザーは、製薬業界とバイオテクノロジー業界です。マイクロプレートシステムは、最新の創薬の開発活動やゲノムおよびプロテオミクス研究において、検査のスピードと精度を向上させ、時間を節約して研究者が作業に集中するため、高い利用価値があります。製薬業界では研究開発のペースが上がっており、この分野への支出が増加していることからも、マイクロプレートシステム市場の重要な成長要因であると考えられます。

製薬研究製造業者協会(PhRMA)によると、米国におけるPhRMA会員企業の研究開発費は、2000年の260億米ドルから2015年には588億米ドルに増加しています。欧州では、医薬品の研究開発費は、2000年の165億米ドルから2019年には456億米ドルに増加しました(出典:EFPIA)。

市場機会:製薬・バイオテクノロジー産業の成長

過去10年間で、新興市場を中心に、製薬会社の数は大きく増加しています。2019年現在、アジア太平洋地域には1,131社の製薬・バイオテクノロジー企業が上場しており、国際的なプレイヤーのみならず、地元のプレイヤーも大きな存在感を示しています。

PhRMAによると、米国企業は世界の医薬品の研究開発の大部分を行い、ほとんどの新薬の知的財産権を保有しています。また、バイオ医薬品業界では、世界中で5,000種類以上の新薬が開発されており、現在、米国で研究されている化合物は3,400種類にのぼり、他の地域と比較しても圧倒的な数となっています。

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