使い捨て医療機器用センサーの市場規模、2026年に94億米ドル到達予測

使い捨て医療機器用センサーの市場規模は、2021年の65億米ドルからCAGR7.7%で成長し、2026年には94億米ドルに達すると予測されています。使い捨て医療機器センサー市場の成長は、院内感染や汚染に対する懸念の高まり、対象疾患の発生率の増加、在宅医療機器の需要拡大、著しい技術進歩、政府によるこれらの機器の研究開発活動への支援などが主な要因となっています。また、発展途上国市場の新興も、同市場のプレーヤーに成長機会を提供しています。

一方、コネクテッド医療機器のデータ漏洩に対する脆弱性、政府による規制、認証・承認サイクルの長さなどが、使い捨て医療機器用センサー市場が直面する課題となっています。

COVID-19が使い捨て医療機器用センサー市場に与える影響

COVID-19の発生は、使い捨て医療機器用センサーの世界的な需要を促進しています。これは主に、COVID-19ウイルスの高い病原性により、医療機関での感染対策が強化されていることに起因しています。また、迅速な検査結果を得るための簡単な方法に対する人々の意識の高さも、需要拡大の要因となっています。

COVID-19の発生により、消費者の嗜好や優先順位が変化し、テクノロジーの活用や非接触型ヘルスケアに焦点が当てられるようになりました。消費者は、快適で安全な自宅から遠隔地の医療施設を選ぶようになっています。今回のパンデミックでは、世界中の研究者が、SARS-CoV-2の早期発見のために、正確で効率的な新しいバイオセンサーベースのアプローチの開発を急いでいます。Snapdealによると、2020年4月から7月までの家庭用診断キットカテゴリー全体の売上は、2019年の2倍以上になっています。個人用診断・健康モニタリング機器の中で購入数が最も多かったのは、パルスオキシメーター、血圧計、デジタル体温計、グルコメーターでした。パンデミックの不確実性は、人々に病院を訪れることに対する恐怖心を誘発し、それが家庭用診断機器の売上を押し上げています。

牽引要因:院内感染や汚染に対する懸念

長年にわたり、院内感染(HAI)は、病院や医療機関にとって大きな課題となっています。血圧計のカフ、体温計、カテーテル、聴診器などの再利用可能な医療機器が病院で広く使用されていることが、このような有病率の上昇の要因となっています。また、病院内で汚染された医療機器が使用されていることも、新生児や入院患者を中心にHAIが蔓延する原因となっています。その結果、高い罹患率や死亡率、入院期間の長期化、医療費や患者負担の増加などの問題が生じています。

CDCによると、米国では毎年、最大170万人の入院患者が治療中に他の医療関連感染症(HCAI)にかかり、そのうち、17人に1人に相当する9万8,000人以上がHCAIが原因で死亡しています。米国におけるHCAIの32%は尿路感染症、22%は手術部位感染症、15%は肺感染症、14%は血流感染症となっています。

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