自動車の利用ベース型保険の市場規模、2026年に668億米ドル到達予測

自動車の利用ベース型保険(UBI)の市場規模は、2021年の196億米ドルからCAGR27.7%で成長し、2026年には668億米ドルに達すると予測されています。通常の保険に比べて保険料が安いこと、テレマティクスに関する政府規制、コネクテッドカーサービスの導入率の高さ、オンロード車両の増加などの要因が、利用ベース型保険市場の需要を牽引すると予想されます。

Covid-19が利用ベース型保険市場に与える影響

自動車産業は、世界経済の構築に重要な役割を果たしています。しかし、COVID-19の発生により、2020年の第2四半期から第3四半期にかけて、世界規模で自動車のサプライチェーン全体が混乱し、2020年度の新車販売台数に多大な影響を与えました。2020年のLDVとHDVを含む新車販売台数は14%の減少と報告されています。しかし、様々な保険組織・機関によると、COVID-19のパンデミックはUBI業界に追い風となりました。例えば、Insurance Information Institute (iii)によると、米国では、自動車の所有者が自動車保険料の全額を支払いたくないと考えたため、UBIが大幅に増加したと言われています。

牽引要因:テレマティクスとコネクテッドカーの導入拡大

テレマティクスは、自動車のメインストリームに急速に溶け込んでいます。自動車のテレマティクスは、運転行動や交通安全を向上させ、利用ベース型保険を通じて保険料を調整するのに役立ちます。GSMA(Global System for Mobile Communications)によると、テレマティクス業界は2030年までに7,500億米ドルに達すると推定されています。テレマティクス業界が成長する理由は、大きく分けて2つあります。1つ目は、緊急通報機能などのテレマティクスサービスを義務付ける政府からの注目が高まっていることで、これは欧州連合やロシアではすでに実現しています。第二に、自動車のコネクティビティとインテリジェンスの向上に対する要求が高まっていることです。LexisNexis Risk Solutions社のホワイトペーパーによると、2017年には自動車保険購入者の80%から90%がテレマティクス対応の保険に加入していました。IMS(Intelligent Mechatronic Systems)によると、政府規制の改善と技術の浸透により、自動車テレマティクス市場は今後数年間でCAGR23から24%の成長が見込まれています。また、コネクテッドカーサービスへの対応として、保険会社は緊急事態が発生した際の顧客サポートが可能となり、時間の節約やクレーム処理の最適化につながります。したがって、コネクテッドカーサービスの導入拡大は、自動車の利用ベース型保険市場を牽引すると考えられます。

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