感染症診断の市場規模、2026年に398億米ドル到達予測

感染症診断の市場規模は、2021年の281億米ドルからCAGR7.2%で成長し、2026年には398億米ドルに達すると予測されています。市場の成長は、世界的な感染症の流行とCOVID-19の発症、病気の早期診断に対する意識の高まり、集中型の検査室から分散型のPOC検査への重点シフト、技術の進歩などが要因となっています。

COVID-19が感染症診断薬市場に与える影響

COVID-19のパンデミックは、ほとんどの企業の売上にマイナスの影響を与えました。一方、COVID-19の検査に使用されたため、感染症診断薬市場にはプラスの影響を与えました。市場では、ワクチンや治療薬の開発に加えて、より精密で簡単な検査技術の開発や検査体制の拡充が求められています。COVID-19は、政府や医療機関が多くの課題に直面していることから、規制環境や慣行にも影響を与えました。規制当局は、診断製品の承認を迅速化する方法を利用しました。企業は、COVID-19迅速検査を導入し、収益を維持し、COVID-19の影響を無効にするための戦略的開発を行っています。

牽引要因:世界的な感染症の流行とCOVID-19の発症

先進国や発展途上国における感染症の流行は、感染症診断薬市場の成長を後押ししています。疾患の診断と管理の需要は、感染症診断検査数増加の一因となっています。これらの要因に加え、予防医学の傾向からも、感染症診断薬の需要が牽引されています。COVID-19の予防と制御の取り組みを向上させるためには、集団を対象とした広範な検査が必要です。この集団検査も、感染症診断薬によって行われるため、同市場にプラスの影響を与えることが予想されます。

市場機会:成長経済圏での機会拡大

インド、韓国、ブラジル、メキシコなどの発展途上国は、感染症診断薬市場に参入している大手企業に潜在的な成長機会を提供すると予想されます。これは、発展途上国における、疾病の有病率が高いこと、患者数が多いこと、可処分所得が増加していること、メディカルツーリズムが盛んであることなどに起因しています。さらに、アジア太平洋地域は、規制やデータ要件が比較的厳しくないため、適応性が高く、同ビジネスに適しています。

技術別では、免疫診断分野が最大のシェア

市場は、技術別に、免疫診断、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、臨床微生物学、等温核酸増幅技術(INAAT)、DNAシーケンス&NGS、DNAマイクロアレイ、その他の技術に分けられます。2020年は、免疫診断分野が最大のシェアを占めました。これは、COVID-19検査、POC感染症検査における免疫測定法の使用が増加していること、新しい免疫診断検査の開発、および自動化の傾向に起因すると考えられます。

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