教育用ERPの市場規模、2026年に252億米ドル到達予測

教育用ERPの市場規模は、2021年の127億米ドルからCAGR14.7%で成長し、2026年には252億米ドルに達すると予測されています。教育用ERP市場は、クラウドベースのERPソリューションの利用可能性、学術機関におけるビジネスプロセス実行のための自動管理の必要性、学術プロセスを管理する必要性を高める管理モジュールの性能向上、高等教育部門の入学者数の増加などにより、牽引されています。

COVID-19が教育用ERP市場に与える影響

COVID-19による教育機関の閉鎖は、学生、教師、スタッフに影響を与え、社会的、経済的な影響をもたらしました。高等教育機関と学生は、そのキャリアが高等教育の授業に依存しているため、最も被害を受けると考えられます。今後数年間で、学生情報システムや学習管理システムなどの自動化された管理システムは、組織があらゆる状況に備えるために必要なツールになると予測されます。

欧州では、ほとんどの組織がリモートワークやオンライン教育を採用していることから、ここ数カ月、ネットワークセキュリティ、クラウドネットワークタイプ、事業継続性への注目が高まっています。同地域では、人口のほとんどが自宅で仕事をしているため、ネットワークトラフィックが最大50%増加しています。固定ネットワーク、モバイルネットワーク、データネットワークの負荷が高まったことで、ネットワークコストが増加しています。パンデミックの間、学術機関は新しいインフラやサービスの開発にかかる費用を削減しました。全国的なロックダウンにより、すべての学術的・管理的プロセスをバーチャルに行う必要があります。このことが、同地域の教育用 ERP 市場の成長につながっています。

APAC(アジア太平洋地域)の教育用ERP市場は、COVID-19の流行時に大きな成長を遂げています。これは、各国でロックダウンが行われているため、オンライン学習環境がこれまで以上急速に導入されているためです。例えば、インドの教育テクノロジー企業であるBYJU’S社は、3月に学習アプリへの無料アクセスを発表したところ、新規受講者数が150%増加しました。また、3月から4月にかけて、1350万人以上の新入生が、このプラットフォームを利用したことが報告されています。社会的疎外感が増し、学校閉鎖が蔓延しているなか、オンライン教育は教育カリキュラムの中で不可欠なものになりつつあります。また、教育機関では、スタッフ、試験情報、学費、Webポータルおよび図書館の書籍などの管理を可能にする、ERPによるデジタルソリューションの導入に期待が寄せられています。

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