FRP鉄筋の市場規模、2026年に3億4400万米ドル到達予測

FRP鉄筋の市場規模は、2021年の1億8600万米ドルからCAGR13.0%で成長し、2026年には3億4400万米ドルに達すると予測されています。様々な用途からのFRP鉄筋の需要が高まっていることから、同市場は成長しています。2020年のFRP鉄筋市場は、COVID-19の影響で減少すると予想されています。しかし、ロックダウン後の回復期には、アプリケーション分野での需要が高まると考えられます。

COVID-19がFRP 鉄筋市場に与える影響

2020年は、COVID-19の拡大を防ぐため、企業は操業や製造施設を閉鎖し、政府は建設活動を制限しています。これにより、高速道路、橋梁、建築物、海洋構造物、水処理プラントなどの用途におけるFRP鉄筋の消費量が減少しています。

牽引要因:高速道路・橋梁・建築物用途でのFRP鉄筋への需要増

既存の構造物を改修・強化することで、修理・メンテナンスコストを削減し、構造物のライフサイクルを向上させるという需要により、高速道路、橋梁、建築物の分野でFRP鉄筋の需要が高まっています。この分野では、米国、カナダ、ドイツ、フランス、英国、サウジアラビア、UAE、中国、インド、日本、ブラジル、メキシコなどの国々でFRP鉄筋に対する高い需要があります。また、カナダや米国では様々なインフラプロジェクトが行われており、高速道路・橋梁・建築物の分野で高い成長率を示すことが予想されます。

軽量・高強度・非腐食性鉄筋の需要の拡大

FRP鉄筋は、非常に軽量で、疲労に強く、鉄よりも高い引張強度を持ち、非磁性で、非腐食性という特徴を持ちます。また、熱や電気の絶縁体でもあります。従来の鋼製鉄筋に比べて比較的高価にはなりますが、FRP鉄筋は、その高い引張強度と軽量性により、あらゆるプロジェクトのメンテナンスコストを削減し、工事中の強度や施工性を向上させるなどのメリットがあります。

抑制要因:ガイドラインを持たないFRP鉄筋への評価の低さ

構造的に欠陥のある橋や機能的に老朽化した橋の改修・補強の必要性の高まりに伴い、建設用途でのFRP鉄筋の使用が増加しています。しかし、FRP鉄筋は、市場に出回っているスチールやその他の非腐食性鉄筋と完全に置き換えることはできません。これは、鋼製の鉄筋には、米国材料試験協会(ASTM)が定めたA615、A706、A1034、A934などの仕様や規格があるのに対し、FRP 鉄筋にはそのような設計ガイドラインがありません。今後、ASTMにより、FRP鉄筋の使用に関する、建設用途でのガイドラインが策定されることが予測されます。建設専門家は、これらのガイドラインがないために、コンクリート構造物の補強用途にFRP鉄筋を使用することを好みません。

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