歯科用消耗品の市場規模、2026年に474億米ドル到達予測

歯科用消耗品の市場規模は、2021年の300億米ドルからCAGR9.6%で成長し、2026年には474億米ドルに達すると予測されています。市場の成長は、主に、歯科疾患の発生率の上昇、審美歯科に対する需要の増加、新興市場におけるデンタルツーリズムの増加、発展途上国における可処分所得の増加に起因しています。しかし、歯科治療にかかる費用が高額であることや、償還額が限られていることが、この市場の成長をある程度制限すると予想されます。

COVID-19による歯科用消耗品市場への影響

COVID-19パンデミックにより、医師をはじめとする医療従事者の間で社会的な距離を置く必要性が高まっています。多くの画像診断部門では、歯科用消耗品の症例数が急激に減少しています。この減少は、すべての診療所の短期的および長期的な経済的安定性に重要な影響を及ぼします。Journal of the American College of Radiology(JACR)の研究によると、COVID-19パンデミック期間中の7週間の画像診断総件数は、2019年と比較して、すべての患者サービス拠点と画像診断モダリティタイプを含めて全体で28%減少したことが確認されました。COVID-19が歯科用消耗品業界に与えた真の影響は、病院や画像処理施設が約1年間の隔離状態から再開を始めた2021年にはまだ見られません。ほぼすべての国で、必要のない画像検査や処置は、追って通知があるまで延期されました。医療関係者は新しいビジネスモデルにまだ慣れていませんが、期待に応えるために多くの時間と資源を費やしています。このような影響は第1~2四半期に見られましたが、第3四半期以降、ベンダーはこれらを克服するために新たな計画を立てています。

牽引要因:歯科疾患の発生率の増加

虫歯は、すべての年齢層に共通する疾患であり、近年、世界的に虫歯や歯の欠落の発生率が増加しています。Global Burden of Disease Study(2017年)によると、口腔疾患は世界で35億人が罹患しており、23億人が永久歯の齲蝕に罹患し、5億3千万人の子供が乳歯の齲蝕に罹患しています。 米国疾病管理予防センター(CDC)によると、2019年には18歳以上の成人の64.9%が歯科検診や歯のクリーニング処置を受けています。American College of Prosthodontistsによると、3600万人以上のアメリカ人が完全無歯顎であり、約1億2000万人のアメリカ人が少なくとも1本の歯を失っています。 部分無歯顎患者の数は、今後15年間で2億人以上に増加すると予想されています。

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