飼料添加物の市場規模、2026年に496億米ドル到達予測

飼料添加物の市場規模は、2021年の381億米ドルからCAGR5.5%で成長し、2026年には496億米ドルに達すると予測されています。動物性食品の消費量の増加、飼料生産量の増加、病気の発生による食肉製品の標準化、食肉の品質向上のための革新的な畜産方法の導入などにより、飼料添加物の消費量が増加しています。アジア太平洋地域は、家畜数が多く、その成長率が高いことから、飼料添加物市場の大半を占めると言われています。さらに、インドや日本を中心として、飼料の工場数や生産量が増加しています。

COVID-19の飼料添加物市場への影響

COVID-19の発生は、医学的、社会的、経済的に深刻な課題をもたらしました。医学界が診断や治療法の開発に注力している一方で、飼料業界は、免疫力を高めることで病気と闘うため、添加物を用いた動物用飼料の製造に注力しています。

2020年の飼料添加物市場は、様々な地域や国でサプライチェーンに支障をきたし、減少することが予想されました。また、地域政府によるソーシャルディスタンスの確保やその他の措置により、活動の範囲や人数に制限が課されています。今後、制限が徐々に緩和されることで、飼料添加物市場は徐々に回復すると考えられます。

牽引要因:家畜由来製品の需要と消費の増加

乳製品、肉、卵などの畜産物の消費量の増加は、家畜の成長を促進する飼料添加物の需要を増やすことが予想されます。家禽肉は、先進国、発展途上国ともに、生産コストと製品価格の安さから需要が高く、食肉生産全体の成長の原動力となっています。さらに、食品栄養素、特にタンパク質の、肉体的・精神的成長に果たす役割から、肉、卵、牛乳などの動物性タンパク質を摂取する傾向が強まっています。家畜飼料の栄養価を高めるため、飼料添加物の使用が増加しています。

抑制要因:各国での抗生物質の使用禁止

原材料価格の上昇は、世界中の飼料メーカーが直面する大きな課題です。飼料酸、酸化防止剤、ビタミンは、種子、樹皮、植物の葉などの天然資源から抽出されます。これらの資源の抽出コストの上昇と、廃棄されるバイオマテリアルや廃水処理に関する厳しい規制が、飼料添加物市場の成長を抑制しています。飼料の入手は、産業界にとって重要な問題となっています。人口増加による食糧需要から、飼料業界は、トウモロコシ、小麦、大麦などの原料飼料調達の厳しい状況にあります。

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