デジタル戦場の市場規模、2025年に689億米ドル到達予測

デジタル戦場の市場規模は、2020年の329億米ドルからCAGR15.9%で成長し、2025年には689億米ドルに達すると予測されています。特に、米国、インド、中国などの先進国や発展途上国において、軍のアップグレードや新規調達プログラムにより、防衛軍の需要は引き続き高い水準にあります。この市場を牽引している主な要因としては、軍事・防衛分野におけるクラウドサービスへの関心の高まり、軍事機器や対外情報プラットフォームの開発のための防衛分野における近代化と投資の増加、高速データ転送のための5G技術に対応したデバイスの需要の高まり、人工知能やビッグデータ分析、ロボット技術の急速な進歩などが挙げられます。

COVID-19によるデジタル戦場市場への影響

COVID-19のパンデミックは、世界各国の経済活動に大きなダメージを与えています。また、システム、サブシステム、コンポーネントを含むデジタル戦場製品の製造にも影響が出ています。サプライチェーンの混乱により、当面の間、防衛用の次世代デジタル戦場製品は、製造工程が停止しています。製造活動の再開は、COVID-19の暴露レベル、製造オペレーションの稼働レベル、輸出入規制などに依存します。

次世代のデジタル戦場製品は、各国の防衛・情報機関を主要なエンドユーザーとした、高い需要があります。専門家の中には、COVID-19のパンデミックによるデジタル戦場製品への影響は、大きくないと指摘する人もいます。Northrop Grumman Corporation(米国)、Lockheed Martin Corporation(米国)、General Dynamics Corporation(米国)などの企業は、2020年に各国の防衛軍にデジタル戦場製品を供給する契約を受けており、COVID-19パンデミックの間も継続的な需要があることを示しています。

牽引要因: 5G技術をサポートするデバイスの需要

1平方キロメートルの範囲で100万台以上のデバイスをサポートできる5G技術の高い能力は、世界中でデジタル戦場製品の需要を押し上げます。5Gネットワークは、スマートセンサーを搭載した軍用機器を含む複数の機器を相互に接続することを可能にします。装甲車や無人地上車など、デジタル戦場のためのすべての自律システムやプラットフォームは、5G接続で動作することができ、データはリアルタイムで高速転送されます。このデータは解析された後、ネットワークを介してシステムに受信され、自律型プラットフォームが行動するために利用されます。高速かつ低遅延のネットワークがあれば、このようなシステムはより効率的に動作します。例えば、無人航空機とその制御装置との間の通信は、5Gネットワークを介して、現在の通信システムよりも迅速かつ効率的に行うことができます。

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