AGVとAMRの市場規模、2021年の30億米ドルから2027年には180億米ドルを超える見込み、物流や製造以外にも広がる用途

AGV(無人搬送車)およびAMR(自律型移動ロボット)のモバイルロボット市場は、物流や製造業における倉庫施設のスペースの最適化を可能にし、コストのかかるフルフィルメントセンターや配送センターの新設の必要性を減らすことができます。多くの新しい施設は、ロボットやその他の自動化を念頭に置いて建設されています。これらのロボットシステムは柔軟性があり、必要に応じて機能を追加したり削除したりすることができます。また、人工知能(AI)、マシンビジョン、自動ピッキングや配置のための操作機能、ロボット力学の進歩により、物流や製造以外にもAMRやAGVの新たな用途が見られるようになってきました。

AGVおよびAMR市場のハイライト

COVID-19パンデミックにもかかわらず、AGVおよびAMR業界は順調に成長しており、その市場規模は、2021年の30億米ドルから2027年には180億米ドルを超えると予測されています。また、出荷台数も、2027年には64万台に上り、インストールベースで240万台に達することが予測されています。特にAMRは、2022年から2027年の間にCAGR約43%で成長し、成長率24%のAGVに比べても、より魅力的な市場になると考えられます。地域的には、米国、ドイツ、英国、中国、日本が、2027年までに20万台以上のAGVおよびAMRの年間需要を達成し、市場をリードすることが予測されます。中でも中国は、人件費の優位性と中国自体の大量消費により、中国製AMRの経済性が30%〜40%向上すると予想されており、需要と供給の両面で自律移動ロボットのハブになると考えられています。

これらのモバイルロボットには、Goods to Person (G2P)とPerson to Goods (P2G)があり、どちらのタイプにもそれぞれ長所と短所があります。どちらがより効率的でコスト効率の高いソリューションになるかは、導入する倉庫のタイプに依存します。

また、ピースピッキングと仕分けの移動ロボットは、特にマイクロフルフィルメント分野において、2027年までに45%の成長を遂げ、新たな重要なカテゴリーとして浮上することが予想されます。さらに、技術面では、柔軟性、安全性、高精度の観点から、QRコードに続いて、LiDAR、ビジョンカメラ、センサーフュージョンがこの分野の主要なナビゲーション技術となっており、センサーフュージョン部門でも、70%の成長が見込まれています。

業界には、ナビゲーション技術やソフトウェアを提供する専門の自律サービスプロバイダーが存在し、AIやマシンビジョンの助けを借りて、モバイルロボットメーカーが機能の構築をサポートしています。

新興のアプリケーションとしては、絶対的な市場規模は小さいものの、配達、小売、清掃などの新たな業界での導入が見受けられます。

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