5G mmWaveの市場規模、2021年から2026年にCAGR43%で成長し、2026年に752億米ドル到達予想

5G mmWaveの市場規模は、2021年から2026年の間にCAGR43%で成長し、2026年には752億米ドルに達すると予想されています。5G mmWave対応機器の普及に伴い、ベースバンドプロセッサ・モデムなどの半導体部品や、RFトランシーバやRFフロントエンドなどのRFIC部品が、同市場の牽引要因になると予想されます。

mmWaveは、5Gの最短距離で広いスペクトルと容量を提供し、低遅延を実現します。5Gの通信インフラには、24GHz以上の高帯域が割り当てられています。新しい周波数帯を利用できるかどうかは、規制当局がサービス事業者の利用にどれだけの周波数帯を開放するかによります。mmWaveでは、サービスプロバイダーやバンドごとに800MHz以上の極めて広い周波数帯が割り当てられる傾向があります。広い周波数帯を利用することで、大容量の配信が可能となり、ピークレートへの対応も向上します。米国市場は、5GのためのmmWaveスペクトラムの使用において世界的なリーダーであり、米国のすべての主要通信事業者が、このバンドを使用した商用5Gサービスを提供しています。一方、アジア太平洋地域では、5Gのミリ波帯の導入は限られており、欧州は大きく遅れています。

現在、ミリ波帯を利用して5Gの商用ネットワークを立ち上げている事業者は7社あります。NTTドコモと楽天(日本)、MTN(南アフリカ)、Asia Pacific Telecom(台湾)、AT&T、T-Mobile、Verizon(米国)です。GSMAの発表によると、5G mmWaveのGDPへの貢献額は、アジア太平洋地域が2,120億米ドル、南北アメリカ地域が1,900億米ドルと、それぞれ最大シェアを占めると見込まれています。アジア太平洋地域の金額の5分の1は、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどの早期導入国以外の地域によるものです。

44か国、161社の通信事業者が、24.25~29.5GHzの周波数帯において、トライアル、ライセンス、デプロイメント、運用ネットワークの形で5Gに投資しています。そのうち、112社の事業者がこの周波数帯で5Gを展開するためのライセンスを取得していることがわかっています。また、27社の事業者が、この周波数帯を使って3GPP準拠の5Gネットワークを積極的に展開していると、報告されています。

分析ハイライト

2021年には、13万8,000台のスモールセルが導入されると予想されています。さらに、通信事業者がmmWave用に高密度のスモールセルを導入することを考えると、2026年には325万台に増加すると予想されます。FWAは、5Gの最初のユースケースであるため、5GmmWaveのインフラ市場に大きく貢献すると考えられます。これとは別に、2026年までに510万台のCPEの導入が予想されています。

5G mmWaveマクロセル市場は、2026年までに48億米ドルに達すると予想されています。また、2021年にはマクロセル市場の83%を北米が占めると考えられます。これは米国で5G mmWaveの導入が進んでいるためです。

5Gネットワークでは、その機能を柔軟に拡張し、効果的かつ効率的な運用を可能にするという点で、NFVが重要な役割を果たします。NFVは、ネットワークスライシングや分散型クラウドを可能にし、それを補完することで、柔軟でプログラマブルなネットワークを構築することができます。NFVには31億米ドル相当の市場機会があると考えられます。

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