センシティブデータディスカバリーの市場規模、2026年に128億米ドル到達予想

センシティブデータディスカバリーの市場規模は、2020年~2026年にCAGR 17.1%で成長し、2026年には128億米ドルに達すると予想されています。センシティブデータディスカバリーとは、あらゆる種類のデータや情報を保護するために、センシティブデータを探し出して認識するプロセスです。セキュリティチームがコンプライアンスを遵守し、企業の顧客や従業員のプライバシーを確保し、情報漏えいやリスク回避するための重要なステップであると考えられています。データディスカバリーは、セキュリティ専門家が堅牢で安全なインフラを積極的に維持・構築するための継続的な取り組みです。

多くの中小企業や大企業では、データ保護やプライバシーに関する通常の業界規制の枠組みに準拠するために、センシティブデータディスカバリーソフトウェアを利用して重要な情報の所在を検出しています。一般データ保護規則 (GDPR)、カリフォルニア州消費者プライバシー法 (CCPA)、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律 (HIPAA)、国際標準化機構 (ISO) の規格などがこれにあたります。情報セキュリティチームは、主にセンシティブデータディスカバリーソフトウェアをインストールして操作しますが、同時にプライバシーチームが報告書からデータを要求することもできます。これらのソリューションは、クラウドストレージ、オンサイトのデータベース、ウェブサイト、メールサーバー、アプリケーション、その他の構造化、半構造化、非構造化のデータや情報の発見に役立ちます。

コンポーネントの展望

市場はコンポーネント別に、ソリューションとサービスに分類されます。サービス市場セグメントは、今後、急速に増加すると予測されます。エンドユーザーは、センシティブデータディスカバリーのツールを効率的に取り入れることで、構造化データや非構造化データを収集することが出来ます。

アプリケーションの展望

市場はアプリケーション別に、セキュリティ&リスク管理、資産管理、コンプライアンス管理、その他に分類されます。2019年の市場は、セキュリティ&リスク管理市場が優位に立っています。

導入タイプの展望

市場は導入タイプ別に、オンプレミスとクラウドに分けられます。クラウド市場は、資本や時間を必要とせず、簡単に導入できることから、高い成長率が見込まれています。COVID-19のロックダウンは、クラウドベースソリューションの採用につながっています。一方、オンプレミスベースのデータディスカバリーソリューションの利点は、安全なデータの暗号化と包括的なデータの可視化にあります。

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