サーモエレクトリックモジュールの市場規模、2027年に8億6600万米ドル到達予想

サーモエレクトリックモジュールの市場規模は、2021年から2027年の間にCAGR7.3%で成長し、2027年には8億6600万米ドルに達すると予想されています。サーモエレクトリックモジュールは別名、ペルチェクーラー、サーモエレクトリッククーラーと呼ばれる、半導体ベースの電子素子です。サーモエレクトリックモジュールは、デバイスの一方の面から他方の面へと熱を循環させる小型のヒートポンプとして機能します。また、ペルチェ効果の原理を利用した回路技術により、空気中から水を得ることができます。その主な用途は、モジュールの両面の温度差を利用して電気を作ることです。

サーモエレクトリックモジュールの用途には、ヒートポンプ、発電、温度安定化などがあります。特筆すべきは、反対側にスイッチ切り替える事で、加熱から冷却へと変化させることです。このプロセスは、サーマルサイクルと呼ばれる急速な周期的温度を得るために使用されます。さらに、この循環型サーモエレクトリックモジュールは、セラミック基板の伸縮によって影響を受ける表面積を減らすためにも使用する事ができます。

半導体産業は、世界各国で急速に成長しており、これは、自動車や電子機器を含む多くの分野で半導体の採用が増えている事に起因しています。同時に、サーモエレクトリックモジュールの需要も伸びる可能性が高いと言えます。

COVID-19の影響

COVID-19パンデミックは、多様なサーモエレクトリックモジュールに、それぞれ影響を与えています。航空宇宙、自動車産業では、その需要の落ち込みから、サーモエレクトリッククーラー部門にマイナスの影響を与えています。家庭用電化製品部門は、当初は減収となりましたが、2021年以降は回復する見込みです。電気通信および医療部門は、パンデミックの際、遠隔通信や医薬品およびワクチンなど製薬関連が重要な役割を果たしたため、わずかな減少で済みました。

タイプ別見通し

市場は、タイプ別に、バルク、マイクロ、薄膜に分けられます。マイクロサーモエレクトリックモジュールは、通信や自動車への応用により、最も高い成長を示しています。5G通信の普及は、マイクロサーモエレクトリックモジュールを必要とする主な要因となっています。また、自動車の複数のセンサーの冷却や運転支援の改善にも使用されております。

エンドユーザー別見通し

市場は、エンドユーザ別に、家庭用電化製品、自動車、産業、医療・研究所、製造業、通信、その他に分類されます。家庭用電化製品セグメントは、最大シェアを占めており、今後も同様の傾向を示すと思われます。家庭用電化製品市場では、メーカーは常に革新的な設計を行い、より小型、薄型、軽量で信頼性の高い製品を開発し、顧客の要求に応える必要があります。

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