データ可視化ツールの市場規模、2027年に108億米ドル到達予想

データ可視化ツールの市場規模は、2021年から2027年の間にCAGR11.2%で成長し、2027年には108億米ドルに達すると予想されています。データ可視化とは、広範なビジネスアプリケーションの集合体を指します。その概念は、スコアカード、ダッシュボード、ビジネスインテリジェンス、インフォグラフィックス、アナリティクス、ビッグデータなど、さまざまな技術や用語で広く活用されており、増え続ける膨大なビジネスデータから、関連性の高い情報を得るのに有効です。

データ可視化によるビッグデータの活用は、意思決定の改善と向上にも役立つと考えられています。近年、小売業界では、アプリやブログ、ソーシャルサイトなどの数多くのチャネルを通じて、目にするデータ量が増加しています。生成された未整理のデータの大部分は、有効に活用されていません。ここ数年、RFIDやセンサーなどのガジェットの使用が増えたことで、小売業界におけるIoT(Internet of Things)の統合が進んでいます。

データ可視化ツールは、データの理解を深め、正確な分析を行い、より良い意思決定から売上を向上させ、競争市場における様々なトレンドやパターンの特定を可能にすることで、企業にメリットをもたらします。初期段階で問題に対処することで、多くのインサイトを生み出し、企業のビジネスをサポートすることが出来ます。

COVID-19の影響

データ可視化ツール市場は、業界プレイヤーが提供するツールにおいて様々な改善を記録しています。COVID-19パンデミックにより、小売業、製造業、エネルギー・公益事業などの業種では若干の減少が見られましたが、政府機関、BFSI、ヘルスケア・ライフサイエンスなどの業種における市場への影響は最小限にとどまっています。情報提供の場では棒グラフ、折れ線グラフ、コロプレスマップの利用が増えています。このデータ可視化は、特にパンデミックに関する重要な情報を人々に伝えるために広く活用されています。COVID-19の流行による最大の改善点は、ダッシュボードの開発に長けた企業が分析と意思決定のアプローチを統合し、接続されたチャネルに広げたことです。

ツールタイプ別見通し

市場は、ツールタイプ別に、スタンドアロン型と統合型に分けられます。2020年は、スタンドアロン型が2021年から2027年の間にCAGR10.2 %で成長すると予測されます。統合型は、同期間にCAGR13.2%で成長すると考えられます。

エンドユーザー別見通し

市場は、エンドユーザー別に、BFSI、政府・防衛、IT・通信、ヘルスケア、製造、消費財・小売、その他に分類されます。2021年から2027年の間は、BFSIセグメントが最大シェアを占めると推定されています。一方、同期間中に最も高い成長率を示すのは、ヘルスケアセグメントです。

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