赤外線温度計の市場規模、2026年に38億米ドル到達予測

赤外線温度計の市場規模は、2020年から2026年の間にCAGR7.9%で成長し、2026年には38億米ドルに達すると予想されています。赤外線温度計とは、熱放射を利用して温度を表示する温度計のことです。熱放射は、測定対象物から放出される黒体放射と呼ばれることもあります。電流が流れているもの、動いているもの、高温になっているものを非接触で測定するためには、赤外線温度計が有効な手段と考えられます。赤外線温度計は、従来のセンサーでは対応できない用途での温度監視に有効です。

赤外線温度計の需要を支えている要因の一つには、物体を非接触で測定できることです。また、赤外線温度計は、取り扱いが容易でスムーズな操作が可能であることから、絶大な人気を誇っています。赤外線(IR)技術は、センサー、カメラ、リモコンなどの電子機器への応用の可能性が高く、温度計測に高い採用率を示しています。例えば、食品や飲料の製造過程では、原材料や最終製品の温度を適切に保つ必要があるため、新しい工場には赤外線を利用した温度計測装置の導入が推奨されています。

COVID-19の感染拡大の主な原因は、人から人への密接な接触であり、これには6フィート以内の人同士の接触も含まれます。また、症状のない感染者は、他人へのウイルス感染を増加させます。あまり多くはありませんが、COVID-19の再感染も報告されています。赤外線体温計は、額や耳から放出される赤外線で、体温を測定することができます。

タイプ別展望

市場は、タイプ別に、固定式と携帯式に分類されます。2019年は、携帯式赤外線温度計が市場を支配し、予測期間中に6.8 %のCAGRで成長すると考えられます。また、固定式赤外線温度計市場は、同期間、9.7%のCAGRで成長すると予測されています。

コンポーネント別展望

市場は、コンポーネント別に、ディスプレイ・コントロールユニット、エレクトロニクス、光学部品、その他に分類されます。ディスプレイ・コントロールユニットが、予測期間中、高いシェアを獲得すると考えられます。ディスプレイは、バックライトとスクリーンで構成されており、LEDディスプレイとLCDディスプレイの2種類があります。赤外線温度計の中には、0~20mAまたは4~20mAの電流ループを持つものもあれば、電圧出力の熱電対出力を持つものもあります。ディスプレイ・コントロールユニットは、赤外線温度計の種類に基づいて異なります。

アプリケーション別展望

市場は、アプリケーション別に、非医療用と医療用に分けられます。予測期間中、医療部門は、突出した成長率を示します。COVID-19パンデミックの状況下に、コスト削減、高い精度、温度モニタリングを目的とした赤外線温度計の採用が増加しており、医療部門の成長を後押ししています。

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