世界のローミング加入者、2024年までに11億人到達へ 通信事業者は5G、RCSの影響に備える

Juniper Researchによると、世界のローミング加入者数は、2020年に9億人に達し、2024年までに11億人へ増加し、今後4年間で28%成長する見込みです。

当レポートによると、ホールセールローミングモデルは、5GやRCS(リッチコミュニケーションサービス/Rich Communication Services)などの新興技術によって生成される大量のデータトラフィックからの脅威を軽減するために重要です。ホールセールローミングでは、加入者が互いのネットワークを確実に使用できるようにするために、通信事業者が二国間協定に同意します。これらの契約には、事前に合意されたコストの他、ローミング中の音声、SMS、およびデータサービスなどの公正な使用が含まれます。

【5GおよびRCSローミングに不可欠なデータ通信の公正使用】

今回の調査では、5G接続によって生成される大量のデータトラフィックに対応するため、既存のホールセールローミング契約を修正する必要があると予測しています。そのため、通信事業者は、セルラートラフィックの増加や、モバイルサブスクライバーの訪問先ネットワークでユーザーエクスペリエンスの質が低下するリスクから公正使用ポリシーを守ることに注力するよう求められています。

RCSがローミングサービスを提供する事業者にさらなる圧力をかけることも予想されます。当レポートの著者、サム・バーカー氏は、次のように指摘しています。「2020年末までに、RCSメッセージユーザーは2億7000万人を上回るでしょう。高品質なユーザーエクスペリエンスを維持するには、RCSを含めるようにホールセールローミング契約を拡張する必要があります。さもなければ、事業者はOTTメッセージアプリにトラフィックを奪われるリスクがあります。」

【ホールセールローミング収益、2024年までに410億米ドル超へ】

当レポートはまた、使用ポリシーとローミングを迅速にアップデートできるとして、通信事業者がホールセールローミングモデルの採用を増やすと予測しています。Juniper Researchは、2024年までにモバイルローミング接続のうち、20%が5G対応のスマートフォンに起因すると見込んでいます。その後、音声、メッセージング、データローミングを含むホールセールローミング収益は、2019年の370億米ドルから2024年までに410億米ドルに達すると予測しています。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]