マイクロフルフィルメント、大規模な先行投資無しでECサービスの改善が可能に

フルフィルメントアズアサービス:自動化ベンダーにとって有望な新しい道

COVID-19パンデミックが世界中の経済に影響を与える中、eコマースにおける自動化への注目度はますます高まっています。このような時代には、オンラインショッピングが例外ではなく標準になりつつあり、物流センターは、人力のみで需要を満たすことができなくなってきています。倉庫技術は、自動化の時代を迎えています。自動化は、注文が発注された瞬間から製品が配送のために送り出されるまでの流通チェーンに、効率とスピードをもたらします。フルフィルメントアズアサービス(FaaS)は、倉庫自動化の新しい側面として、自動化ベンダーにとって有利な市場を開拓する可能性を秘めています。

倉庫自動化ベンダーがこれまで採用してきたビジネスモデルとは、自動化機器とそれに関連する制御ソフトウェアをCapEx(資本的支出)ベースで販売し、メンテナンス契約を通じて定期的な収益を得ることでした。自動化ベンダーはまた、オペレーションを管理するために使用されるWESとWMSソフトウェアパッケージを販売またはライセンス供与する場合もあります。しかし、近年では、ルート計画、品揃え管理、フロントエンドユーザーインターフェース、そして場合によってはラストマイル配送などの追加のフルフィルメントサービスを提供する自動化ベンダーも増えつつあります。

FaaS効果の一部として、小売業者が自動化機器をCapExベースで購入し、その後、定期的な手数料ベースでフルフィルメントサービスを利用するCapEx・OpExハイブリッドモデルを見ることができます。これは月々の固定料金か、ペイパーピックモデルのどちらかになります。

FaaSのもう一つの効果は、自動化機器とフルフィルメントサービスの両方がOpEx(事業経費)ベースで提供される場合です。重要なことは、このモデルに関連するCapExコストはかからず、小売業者が倉庫の不動産を所有しているという事です。これは、Ocadoが集中型カスタマーフルフィルメントセンター(CFC)に使用しているモデルで、小売業者はOcadoにフルフィルメントセンターの建設と運営を委託しています。これは、同社がマイクロフルフィルメントセンターにも使用しているモデルである可能性が高いといえます。

最後に、FaaSには、自動化ベンダーが所有・運営する施設から小売業者にフルフィルメント能力をリースするサービスベースのモデルがあります。これは、3PL(サードパーティーロジスティクス)がマルチクライアントフルフィルメントセンターを運営する方法に似ています。主な違いは、フルフィルメントセンターが自動化ベンダーによって所有され、運営されていることです。自動化ベンダーと3PLの間の境界線は、Ocadoの場合のように、しばしば曖昧になるので注意しなければなりません。

マイクロフルフィルメント:FaaSのための肥沃な土壌

マイクロフルフィルメント部門は急速に成長しており、FaaSで成長を見出そうとしている企業にとっては肥沃な土壌となっています。そして、従来の自動化ベンダーは、自動化機器をCapExベースで販売しているのに対し、新規参入企業の多くは、FaaSモデルを提供しています。

オンライン小売は、特に米国の食料品セクターの多くの企業にとって比較的新しい現象であり、その結果、多くの食料品業者は、自社の敷地内でフルパッケージのフルフィルメントサービスを提供するために、Takeoff TechnologiesやOcadoのような企業に目を向けてきました。これがTakeoffのような企業が好調な理由です。しかし、WalmartやTescoのように、オンライン小売で長い歴史を持つスーパーマーケットが独自のソリューションを開発していることもあります。例えば、Tescoは、フルフィルメントプロセスを管理するために自社のソフトウェアを使用する一方で、確立された自動化ベンダーからの既製のプラグアンドプレイソリューションを使用しています。

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