ネイティブスターチ市場、2026年に1億170万トン規模到達見込み

市場の概要

ネイティブスターチ市場は、2020年に9,180万トン規模に達しました。 将来的には、2026年には1億170万トンに達すると予想されています。 

ネイティブスターチは、トウモロコシ、小麦、タピオカ、ジャガイモ、ワキシートウモロコシ、ハイアミローストウモロコシに由来する、中性の匂いと味を持つ微細な白色の粉末です。主に種子、根や塊茎、茎の髄、果実などに存在し、植物の主要なエネルギー貯蔵庫として機能しています。ネイティブスターチは、結合剤、増粘剤、ゲル化剤として使用され、凍結融解安定性、保湿性、防腐性を発揮します。さらに、冷水には溶けず、温度によって膨らむ性質があります。このような特性から、現在、食品や非食品のさまざまな用途に利用されています。

スターチは、最も豊富な炭水化物源の一つであり、スープ、カスタード、スイーツ、ソースなどの料理に使用されます。このことは、食品・飲料業界の急成長と相まって、世界のネイティブスターチ市場の成長を促進しています。さらに、健康意識の高まり、糖尿病患者の増加、不健康な食事の消費、座りがちな生活習慣などにより、低カロリー甘味料の需要が高まっています。これに加えて、経済成長、急速な都市化、中間層人口の増加、食生活の欧米化などの理由から、特に発展途上国ではネイティブスターチの需要が高まっています。さらに、ネイティブスターチの用途は、非食品分野にも広がっています。このような用途には、化粧品、医薬品、接着剤、紙などの製造が含まれます。 

主要な市場区分

世界のネイティブスターチ市場は、最終用途及び地域に基づいて分類されています。

最終用途別の市場構成

・甘味料

・エタノール

・食品業界

・製紙業界

・その他

 現在、甘味料が最大の最終用途分野となっています。甘味料は、食品業界において、砂糖の代替品として、清涼飲料水、菓子、缶詰などの製品に広く使用されています。

地域別(生産)の市場構成

・米国

・欧州連合

・中国

・その他

 生産量では、米国が世界最大のコーンスターチ生産国となっています。

地域別(消費)の市場構成

・北アメリカ

・欧州連合

・アジア太平洋地域

・ラテンアメリカ

・中近東・アフリカ

 消費量ベースでは、アジア太平洋地域が市場全体の大半を占めています。加工食品の需要の急増、ライフスタイルの変化、所得水準の上昇が市場の成長を後押ししています。また、この地域では繊維産業が盛んであることも、市場の成長を促進すると予測されます。

市場の競合状況

世界のネイティブスターチ市場における主要な企業は以下の通りです。

・カーギル社

・イングレディオン社

・アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド・カンパニー(ADM)

・テート&ライル社

・ロケット・フレール

・Tereos SA

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