無水乳脂肪市場、2021年から2026年の間、7.8%のCAGRで成長見込み

市場の概要

無水乳脂肪市場は、2020年に23億米ドルの規模に達しました。今後、2021年から2026年の間に同市場は7.8%のCAGRで成長すると予測されています。

無水乳脂肪(AMF)は、クリームや牛乳から遠心分離のプロセスで油脂を分離して抽出されます。水分は除去され、得られた濃縮乳脂肪には99.8%以上の純粋な乳脂肪が含まれています。色は白っぽい黄色で、バターのようなクリーミーな食感があり、添加物、防腐剤、脂肪酸などは一切含まれていません。栄養価が高く、健康維持に欠かせないカルシウム、ビタミンA、D、E、K2を多く含んでいます。無水乳脂肪は、バターや他の油脂の代替品として、工業用、家庭用を問わず、料理に使用されています。

市場の推進要因及び制約要因

無水乳脂肪は、常温で数ヶ月間保存可能で、保存期間が長く、水分が少ないため、世界各地への輸送が容易です。

以前は、無水乳脂肪の消費は、オーストラリアやニュージーランドなどの国に限られていました。しかし、フュージョン食品の増加に伴い、EUや米国での無水乳脂肪の消費量が増加することが予想されます。

無水乳脂肪は、今後数年間に著しい成長が見込まれるファーストフード業界で多様な用途があります。これにより、世界的に無水乳脂肪の需要が大きくなると考えられます。

無水乳脂肪は、飽和脂肪酸やコレステロールが多く含まれていることによる健康面での悪影響や、植物性脂肪に比べて価格が高いことが、市場の成長を妨げる要因となっています。

主要な市場区分

世界の無水乳脂肪市場は、最終用途と地域に基づいて分類されています。

最終用途別の内訳は以下の通りです。

乳製品

ベーカリー

コンフェクショナリー

その他

世界の無水乳脂肪市場は、最終用途別に見ると、乳製品が最も大きく、次いで製パン・製菓となっています。酪農業では、無水乳脂肪は、再構成乳や、全乳、チーズ、スプレッド、アイスクリームなどの乳製品の製造に広く使用されています。

地域別の市場区分は以下の通りです。

オセアニア

ヨーロッパ

北アメリカ

アジア

ラテンアメリカ

中近東・アフリカ

地域別では、オセアニアが無水乳脂肪の最大市場であり、市場全体の過半数を占めています。その他の主な地域は、ヨーロッパ、北米、アジア、ラテンアメリカ、中東・アフリカです。

競合他社の状況

世界の無水乳脂肪市場における主要な企業は以下の通りです。

Fonterra

Dairy Farmers of America

Hilmar Cheese Company

Murray Goulburn

ウエストランド・ミルク・プロダクツ

シンレイト・ミルク・リミテッド

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