バンカシュアランス市場、2026年に1,696億米ドル規模到達見込み

市場の概要

バンカシュアランス市場は、2020年に1,191億米ドルの規模に達しました。今後、2021年から2026年までの年平均成長率は5.98%で、2026年には1,696億米ドルに達すると予測されています。

バンカシュアランス(Bancassurance)とは、銀行と保険会社の間の取り決めのことで、銀行は保険会社の商品を販売することで追加収入を得ることができます。バンカシュアランスは、銀行の金融商品ポートフォリオの拡大に役立ち、ほとんど、あるいは全く資本を投入することなく、銀行の売上高を増加させ、さらに高い自己資本利益率を実現することができます。銀行が保険商品の主な販売チャネルとなっていることから、バンカシュアランスは保険会社にとっても、市場への到達度を高め、消費者ベースを拡大するというメリットがあります。バンカシュアランスは両社にとって利益をもたらすものであり、世界中で人気を博しています。

市場の動向及び成長要因

世界保健機関(WHO)の報告書によると、世界の60歳以上の人口の割合は、2015年から2050年の間に12%から22%へと約2倍になると言われています。高齢化に伴い、健康保険や生命保険、退職金制度へのニーズが高まるため、この人口動態の変化はバンカシュアランス業界にプラスの影響を与えます。

また、発展途上国の経済成長の高まりも、市場の成長に貢献しています。例えば、インドのMetLife India Insurance Companyは、2011年にPunjab National Bankと戦略的パートナーシップを締結しました。メットライフ社はインド国内の7,800万人以上の銀行顧客にアクセスできるようになり、パンジャブ・ナショナル銀行は同社の30%の株式を取得しました。

バンカシュアランスは、金融サービス業界の統合により、金融サービス全体の成長にとって重要な要素となっています。インターネットの普及と技術の進歩が消費者の行動や購買パターンに影響を与えていることから、この市場の評価は継続的に上昇すると予想されます。

主要な市場区分

世界のバンカシュアランス市場は、製品タイプ別、モデルタイプ別、地域別に分類されています。

製品タイプ別の内訳は以下の通りです。

生命保険バンカシュアランス

非生命保険バンカシュアランス

現在、生命保険バンカシュアランスが市場を支配し、最大のシェアを占めています。保険サービスに対する意識の高まりや、資産管理商品に関する厳格なガイドラインの実施が、生命保険バンカシュアランスサービスの需要を大きく喚起しています。

モデルタイプ別の内訳は以下の通りです。

純粋な販売代理店

独占的パートナーシップ

金融持株

ジョイントベンチャー

純粋な販売代理店は、最も一般的なバンカシュアランスのモデルであり、市場全体の大部分を占めています。純粋販売は、銀行と保険会社の両方に、最小限の投資で追加の販売機会を提供します。

地域別の市場区分は以下の通りです。

アジア太平洋地域

ヨーロッパ

ラテンアメリカ

北アメリカ

中近東・アフリカ

地理的には、有利な税制を背景に、ヨーロッパが市場でトップの地位を占めています。フランス、イタリア、ポルトガル、オーストリアなどの国々は業界の成長に大きく貢献していますが、ルクセンブルグ、ロシア、スロベニアなどはヨーロッパにおけるバンカシュアランスの潜在的な市場となっています。

市場の競合状況

世界のバンカシュアランス市場に参入しているリーディングカンパニーは以下の通りです。

ABN AMRO Bank N.V.

オーストラリア・ニュージーランド・バンキング・グループ

バンコ・ブラデスコSA

アメリカン・エキスプレス・カンパニー

バンコ・サンタンデール S.A.

BNPパリバS.A.

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