自動車用鉛蓄電池市場、2028年に151億米ドル規模到達見込み

市場の概要

自動車用鉛蓄電池の世界市場は、2022年に130億米ドルの規模に達しました。2023年から2028年にかけて、市場は2.3%のCAGRで成長し、2028年には151億米ドル規模に達すると予想されています。

鉛蓄電池は、自動車の始動・点灯・点火(SLI)工程で使用されます。スポンジ状の鉛(Pb)と過酸化鉛(PbO2)プレートからなり、硫酸に浸すことで化学エネルギーを電力に変換します。リチウムイオン電池に比べ、堅牢でコストパフォーマンスが高く、消耗に強く、過充電にも耐えることができます。また、セル電圧が高く、高いサージ電流を供給するためパワーウェイトレシオが大きく、自動車との親和性が高いのが特徴です。

市場の動向

鉛蓄電池は、音楽システム、ワイパー、ラジオ、エアコン、充電プラグなど、自動車のさまざまなアクセサリーに電圧を供給しています。このことは、世界人口の増加、急速な都市化、消費者の所得水準の上昇を背景とした乗用車の販売増加とともに、市場成長を促す重要な要因の一つとなっています。このほか、二酸化炭素の排出がもたらす有害な影響に対する個人の意識の高まりや道路網の整備が、世界中で電気自動車や電動自転車の需要を促進しています。このため、大電流供給、耐腐食性、耐摩耗性、低内部インピーダンスを特長とする鉛蓄電池の提供形態が拡大しています。さらに、鉛蓄電池を環境負荷の少ないエネルギー貯蔵技術にするため、リサイクル素材を使用した製品が登場したことも、市場の成長を後押ししています。このほか、メーカー各社は研究開発への投資や大手メーカーとの提携を進め、先進的で高性能な電池を製造しています。このことは、今後数年間、鉛蓄電池の販売に好影響を与えることが予想されています。

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