クラウドストレージ市場、2027年に2,312億6,000万米ドル規模到達見込み

市場の概要

世界のクラウドストレージ市場は、2021年に697億6,000万米ドルの規模に達しました。2022年から2027年にかけて、市場は20.50%のCAGRで成長し、2027年には2,312億6,000万米ドル規模に達すると予想されています。

クラウドストレージは、データがリモートサーバーに保存され、インターネットまたは専用のプライベートネットワーク接続を介してアクセスされるクラウドコンピューティングモデルです。クラウドストレージサービスプロバイダーが保守・運用・管理することで、瞬時の自動バックアップや盗難・自然災害からの保護、サーバーの保守・管理コストの削減を実現します。さらに、オンプレミスのハードディスクやストレージネットワークにファイルを保存する代わりに、コスト効率と拡張性に優れた方法を提供するため、クラウドストレージは世界中の製造業、通信業、メディア・娯楽産業、情報技術(IT)産業において、幅広い用途が見いだされています。

市場の動向

現在、世界中で作成、コピー、消費されるデータの量が大幅に増加しています。これは、銀行、金融サービス、保険(BFSI)分野の発展と相まって、市場の成長を推進する重要な要因の一つとなっています。さらに、クラウドストレージソリューションは、患者の診断と治療に極めて重要な電子医療記録(EMR)へのアクセスを容易にするため、医療業界で採用されています。また、これらのソリューションは医療データのリアルタイムバックアップを提供するため、医療従事者はハードウェア障害、停電、データ漏洩が発生した場合でもデータを迅速に復元でき、患者治療の中断や混乱を最小限に抑えることができます。このように、世界中のさまざまな業種で自動化が進んでいることもあり、市場には明るい展望がもたらされています。さらに、コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生とそれに伴う各国の封鎖措置により、リモートワークの導入が進んでいることが市場を牽引しています。また、サーバーをリースしたり、固定量のストレージや帯域幅を支払ったりする必要のないサーバーレスクラウドの導入が進んでいることも、市場の成長に拍車をかけると予想されています。

主要な市場区分

世界のクラウドストレージ市場は、コンポーネント、導入形態、ユーザータイプ、業種に基づいて細分化されています。

コンポーネント別の市場区分

ソリューション

サービス

導入形態別の市場区分

プライベート

パブリック

ハイブリッド

ユーザータイプ別の市場区分

大企業

中小企業

業種別の市場区分

BFSI

政府・公共機関

ヘルスケア

IT・通信

小売

製造業

メディア・エンターテイメント

その他

市場の競合状況

世界のクラウドストレージ市場における主要な企業としては、Alibaba Group Holding Limited、Amazon Web Services Inc.(Amazon.com)、Dell Technologies Inc.、Dropbox Inc.、Google LLC(Alphabet Inc.)、Hewlett Packard Enterprise Development LP、Huawei Technologies Co. Ltd.、International Business Machines Corporation、Microsoft Corporation、NetApp Inc.、Oracle Corporation、VMware Inc.(Broadcom Inc.)などが挙げられます。

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